愛にメロディ/畠山美由紀

11/23発売の畠山美由紀さんの新譜タイトルトラックで、クロマティック・ハーモニカ(matsumonicaさんかなぁ?)が大フィーチャーされています。ラジオで聴きました。美由紀さんのアルバムは全部持っているぐらい大好きなので、この組み合わせはウレシイ。買おう。iTunes Music Storeでも配信されてます。つまみ買いの方はこちらをぜひ。
愛にメロディ
愛にメロディ
畠山美由紀

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Possibilities/Herbie Hancock

Possibilities
Possibilities
Herbie Hancock
最近、FMでもジョン・メイヤーが歌うStitched Upがヘビーローテーションされていて気になっていたこのアルバム。他の共演者はサンタナ、クリスティーナ・アギレラ、スティング、アニー・レノックス、ポール・サイモンほかそうそうたるメンツ。
そして、脇を固めるミュージシャンもこれまた強力!
ドラムスではスティーブ・ジョーダン、デニス・チェンバース、ジョン・ロビンソン。
ベースではネイザン・イースト、ピノ・パラディーノ、ジョン・パティトゥッチ。
キーボードはグレッグ・フィリンゲインズ。
すごーい!!!!!
そして、ハーモニカ、スティーヴィー・ワンダー!
曲は最近大注目のラウル・ミドン(←R&B版のスーパーsaigenjiと勝手に形容しておこう。この曲ではちょっと違うが)がカヴァーする、I Just Call To Say I Love You。ハービー&グレッグの共同アレンジだからか強烈なリハーモナイズでほとんど別の曲。後半、ハービーのピアノに絡みながらスティーヴィーのハーモニカソロでフェードアウト。エフェクターの1オクターブ下の音ナシで、もうちょっとミックス大きめだと嬉しかったかなぁ。
フィーチャーされるアーティストも含め、曲ごとにメンツがバラバラにも関わらず、ハービーのアコースティック・ピアノがアルバム全体を串刺しにしていて、しっかりとひとつの方向性を感じる。Track7ではいつもの(?)絶倫プレイ(笑)も堪能できます。
そして、こういった素晴らしいプレーヤーたちが参加する唄ものは大好きだ。とんがりすぎず、引きすぎず、プレイにも余裕があって本当にいい感じ。シンプルなアレンジも相まって、ひとつひとつのフレーズが味わい深い。
同じハービーの唄もの、として笠井紀美子のバタフライも素晴らしいけれど、このアルバムも素晴らしいです。
バックビートものも多くて、ドライブで聴くのも気持ちいいだろうなぁ。

NASCEN?A/BOSSA DO MAGO

NASCENCA
NASCEN?A
BOSSA DO MAGO
matsumonicaさんが参加するBOSSA DO MAGOの2ndアルバムを入手!
このアルバム、ハーモニカ云々ってのは関係なく、すごく良かったです。
BOSSA DO MAGOが得意とする、サンバやボサノヴァなどブラジリアンテイストのインストですが、とても親しみやすいメロディーの曲ばかりで、歌詞をつけて唄ものにしちゃいたいぐらい。
ブラジル音楽とチェロってとても相性が良くて、現在、当サイトのMONTHLY RECOMMENDで紹介しているA Day In New Yorkもそうですし、BOSSA DO MAGOもチェロがフィーチャーされたグループ。チェロによる中低音域での白玉上でハーモニカがソロを取っていたり、2オクターブユニゾン、10度のハモりなど、チェロとクロマチック・ハーモニカの相性もバッチリで、ステレオで目覚まし代わりにタイマー再生したら、心地よすぎて間違いなく二度寝でしょう(笑)。
1曲目で一瞬ファンクっぽくなる部分、ドキッとしました。カッコイイ。
それにしてもmatsumonicaさんのハーモニカもすごく鳴ってる!めちゃめちゃ鳴ってる!どうやったらこんなに鳴るんだろう。いいなぁ。
残念ながら未だライブを見にいったことがないんです。次は絶対行くぞ!!
●BOSSA DO MAGO
http://www.usslife.co.jp/BDM/index.html

CHEZ TOOTS/Toots Thielemans ほか2点

中野ブロードウェイの中古CD店recomintsにて以下3点捕獲しました。
Chez Toots
Chez Toots
Toots Thielemans
690円。わーい。
ブリヂストンのタイヤのCMでも使用されている、ダイアナ・クラールが客演しているLA VIE EN ROSEが収録されている。F1の中継見ていると、今でもオンエアされます。fuji-hさんもお書きになっているのですが、Toots Thielemansというクレジットは出るものの、肝心のハーモニカが1秒も聴けない、といういわくつきのCMです。
トゥーツのファンになった時に入手できるアルバムは大人買い(Amazonで20枚発注、とか(笑))していたのですが、なぜかこのアルバムだけご縁がありませんでした。
しかしまぁ、ただメロディを吹くだけでも、トゥーツのハーモニカは絶句してしまうほど歌いまくっちゃってます。けどToo Muchではなくて、サラッとしてるんですよね。すごい。
グラマード     (CCCD)
グラマード (CCCD)
カサンドラ・ウィルソン
1100円。わーい。
これはGregoire Mallet目当てです。Sleignt of Love(Tr2)、I Want More(Tr3)、Allow Me(Tr13、国内盤ボーナストラック)に参加。Tr2は地味なバッキングのみ。Tr3はファンキーでとんがったソロ。特にアタマのコンディミ駆け上がりがかっこいい。惜しいことにミックスのバランスが小さめ。曲自体かっこいい。これは気に入りました。Tr13はアコギ(Fabrizio Sotti)との掛け合いが聴けますが4小節2回と短めです。以上クイック・レビュー終わり。
CCCDなのでMac版iTunesでエンコードしてWindowsマシンにファイルコピーしてiPodに放り込む。めんどくさ。
ワイド・アングルズ
ワイド・アングルズ
マイケル・ブレッカー
1300円。わーい。
ちょうどブログを書き始めた頃にブルーノート東京でこのアルバムをフィーチュアしたブレッカーの公演を見ました。ブレッカーの演奏はそりゃあ良かったし、ドラムがPMGのアントニオ・サンチェスももちろんGoooooood!でしたが、なんたってバックのアンサンブルにやられてしまい、絶対アルバムを入手するぞと思ってほったらかし、しかもジャケットの印象からアルバムタイトルを「ワイルド・アングル」だと思い込んでました(笑)。かわいいイラストですよね。

Brilliant Trees/David Sylvian

Brilliant Trees
Brilliant Trees
David Sylvian
またもやみっけ!
デビ汁です。2年も前にリマスターされてたなんて全然知らなかった。
Japan解散後のソロ1作目。シンセはPad系中心に割と控えめで、Japan時代からは想像できない、とてもアコースティックなサウンド。そしてUK曇天サウンド全開の、暗キモチイイ音です。
The Ink In The Well(Tr2)、Nostalgia(Tr3)あたりは耽美なメロディ。ずっと聴いていたくなる。
Red Guitar(Tr4)はスナッピーを切ったスネアドラムのカーン!というサウンド(と、うねったリバーブ)が気持ちよく、坂本龍一のピアノも、バッキングもソロもめちゃめちゃとんがってて、これが後にEnergy Flowでミリオンセラーを記録するオッサンとは想像しがたい(笑)…って当時の年齢俺と同じぐらいか(^ ^;)。
タイトル曲のBrilliant Trees(Tr7)は、バッキングの教会オルガン風シンセのトップノートを追っかけている、ホルガー・シューカイのトランペットが印象的。この曲も美しい。
バリバリのジャズミュージシャンが参加するでもなく、ジャズのフォーマットで演奏しているでもないのですが、テクスチャにジャズを感じるんですよね。僕だけかな???とても不思議なんですけど。
そんなわけで、このアルバムもショッピングカートに追加!このままではリマスター貧乏か?
あ、国内盤も出てますが、内容同じな上にCCCDなんでお勧めしません。

Back On The Block/Quincy Jones

Back on the Block (Reis) (Rmst)
Back on the Block (Reis) (Rmst)
QUINCY JONES
ほんっっっっっっっっっとによく聴いたこのアルバム、リマスター盤が発売されてました!ウレシイ!
トゥーツもハーモニカも関係ありませんが、何はともあれ豪華なミュージシャンによる名曲の数々。サラ・ヴォーン+Take6+ジョージ・ベンソンでカヴァーしているSetembro、声変わり前のテヴィン・キャンベルが歌うTomorrow、and more!個人的にはあのころの打ち込みサウンドの質感とかも好み。
絶対に買いでしょう!

Y'all Just Don't Know/Dapp Theory

Y¥'all Just Don¥'t Know
Y¥’all Just Don¥’t Know
Dapp Theory
当ブログでも何度か書いているグレゴア・マレの参加していたDapp Theoryの2003年のアルバム。Chick Coreaの楽曲を彷彿とさせるコード感、結構長い尺の変拍子、そしてラップ。全体としてはとても洗練されたアコースティックなサウンド。とてもニューヨークっぽい。
このアルバムでのグレゴアはサイドマンではなく、ほとんどの曲でフィーチャーされている。先のPMGの来日公演でも、グレゴアが最も輝いていたのはThe Way UpではなくSong for Bilbaoだと思ったが、このアルバムではそんなファンキーな演奏が堪能できます。
とにかく“キている”サウンドで、しばらく中毒になりそう。iPodでヘヴィー・ローテーション必至です。

SIROKO/Olivier Ker Ourio

昨日、仕事の途中で立ち寄ったお茶の水のディスクユニオン、ジャズハーモニカのコーナー(全2枚…笑)で発見して2枚とも購入(ちなみにもう1枚はBruno De Filippi & Don FriedmanのAlone Together)。モノクロのランドスケープの写真にオレンジ色の絵の具の染み、みたいなアーティスティックなジャケット。
全編、Olivierのクロマティック・ハーモニカ、Ralph Townerのアコギ(ナイロン弦&12弦)、Heiri Kaenzigのダブルベースの変則トリオによる演奏。コンテンポラリージャズ系のオリジナルが中心だが、Goodbye Pork Pie Hatなんていう渋い選曲もあります。なかなかいい感じです。
Olivier Ker Ourio…不勉強につき全く知りませんでした。1964年生まれのフランス人。
Mellow Toneを演奏しているみたいですね。このアルバムの音もまさに!僕が知る限り、音色とかフレージングは90年前後のトゥーツのそれに最も近い、という印象です。加えてトレモロ奏法のキメの細かさはすごいですね。どんな速さでレロレロしてるんでしょうか。
このアルバム、公式サイトにはまだ載っていないようですが、クレジットが2005年なので新譜でしょう。お店の人によると昨日が入荷初日だったそうで、店内でもオンエアされていました。
●Olivier Ker Ourioオフィシャルサイト
http://www.kerourio.com/index.en.html

Live in Japan/Jaco Pastorius Big Band

fuji-hさんのサイトほかで情報を仕入れ即注文(ばっかり…お世話になっております)。
音はモノラルでハムが乗っているし、全体に青みがかった画面下部にはちらちらとノイズが乗っているし、エンディングもスタッフクレジットはまったく出てこない、発売元の会社をググってもひっかからない…かなり海賊版色の濃いDVD。推測するにNHKの素材が海外で編集・オンエアされ、それを家庭用ビデオで録画したもののDVD化?
ともあれ、素晴らしいライヴです。
モントルーと比べてバンドに勢いがあるように感じます。トゥーツもめちゃ元気です。Sophisticated Ladyでのジャコとトゥーツの掛け合いは泣けます。何でもNTSC仕様は限定生産だとか。Check It Out!

Farewell/Karen Mantler

Farewell
Farewell
Karen Mantler
カーラ・ブレイの娘さんだそうです。
UKの暗いポップスが好きな方にはお勧めします。喩えるなら、
アコースティックでやる気のないビョーク?
複雑なコードを勉強した根暗なカーディガンズ?(笑)
ヘタウマ系ヴォーカルも決して嫌いではないし、アレンジもそこそこですが、クロマティック・ハーモニカはかなりキッツイなぁ。
ECMレーベルではありますが、この作品はジャズ>ハーモニカに分類してはイカンですよ、銀座山野楽器のジャズCD売り場の皆様。