Y'all Just Don't Know/Dapp Theory

Y¥'all Just Don¥'t Know
Y¥’all Just Don¥’t Know
Dapp Theory
当ブログでも何度か書いているグレゴア・マレの参加していたDapp Theoryの2003年のアルバム。Chick Coreaの楽曲を彷彿とさせるコード感、結構長い尺の変拍子、そしてラップ。全体としてはとても洗練されたアコースティックなサウンド。とてもニューヨークっぽい。
このアルバムでのグレゴアはサイドマンではなく、ほとんどの曲でフィーチャーされている。先のPMGの来日公演でも、グレゴアが最も輝いていたのはThe Way UpではなくSong for Bilbaoだと思ったが、このアルバムではそんなファンキーな演奏が堪能できます。
とにかく“キている”サウンドで、しばらく中毒になりそう。iPodでヘヴィー・ローテーション必至です。

引っ越し=赤帽マザー・カーゴ

2年前、とある事情で引っ越さねばならず、どこにお願いしようかとネットで検索。Mother Earthを連想させる名前がかっこいいなぁ、という理由で赤帽マザー・カーゴの鈴木さんにお願いした。
以来、とても丁寧な仕事ぶりに感激して、引っ越しだけではなく、友人に譲るデジタルピアノの運搬などでもお世話になっている。料金もとっっっっってもリーズナブル。
そして本日。
およそ2年で3度目の引っ越しだ。
時期的に雨が心配…どころか、えらく暑い日になった。
赤帽マザー・カーゴ
9時過ぎに例の赤白軽トラック2台が到着、特に何も手伝う必要もなく、11時前には積み込みを完了。新居に向かって出発した。
鈴木さん、実はメジャーでアルバムを何枚も出してるバンドのベーシスト。生粋のミュージシャンなのだ。
移動中はレゲエかけっぱなし。こんな天気の日には最高のBGM。
  mt:鈴木さん、普段はやっぱりジャズベですか?
  鈴:そう。63年のフェンダージャズべ、買おうと思って検索したら
    状態がいいと200万だって!
    ケタ間違ってるんじゃないかと思ったよ(笑)
  mt:200万!すんごいですね!!
  鈴:50年代のものの方が希少性が高いけど、ジャコが弾いていたって
    いうことでプレミアが付いちゃってるのかもね。
  mt:ジャコかぁ…フリークが大勢いますからね。

などと、ずっと音楽談義。こんな話をしながらだから渋滞も楽しい道のりだ。そして13:00頃には新中野の新居に到着。
ピアノタッチのシンセサイザーはハードケースもなく心配だったが、毛布で丁寧に巻かれて、何の問題もなく移送できた。ミュージシャンだけあってこういうことは安心してお任せできる。
14:00頃には全て完了。2台の赤白軽トラックは帰途に。
毎回、人生の節目(大げさ?)でお世話になっていることもあって、別れるのが名残惜しいような不思議な感覚だった。
ともあれ、仕事丁寧!料金格安!
引っ越し、楽器etc.大きなものの運搬など、赤帽マザー・カーゴさん、
オススメです!!
●赤帽マザー・カーゴ
http://www.h5.dion.ne.jp/~motherca/

サハラ―死の砂漠を脱出せよ─@チネチッタ(31作品目)

ペネロペ・クルス扮するWHO職員が不可思議な伝染病調査のためアフリカに入る。かたや、南北戦争時代の戦艦を見つけようとアフリカ入りする調査団。数々の危機を乗り越えつつ、彼らがアフリカのある国で起こっている陰謀を暴いていく、というアクションムービー。
タイトルから推察して、おどろおどろしい映画かと勝手に思って、あまり期待していなかったが、なんのなんの。ちょっとコメディの要素も交えつつ、ストレート&スピーディーな展開。結構面白かった。★★★★。
●サハラ―死の砂漠を脱出せよ─
http://www.sahara-movie.jp/
本作とは何も関係ないと思いますが、昔々ブルック・シールズ主演でサハラって映画がありました。当時ブルック・シールズが好きで、そのサントラのLPまで持っているのに、肝心の映画は見てない。アホか俺。
サハラ-死の砂漠を脱出せよ-
サハラ-死の砂漠を脱出せよ-

SIROKO/Olivier Ker Ourio

昨日、仕事の途中で立ち寄ったお茶の水のディスクユニオン、ジャズハーモニカのコーナー(全2枚…笑)で発見して2枚とも購入(ちなみにもう1枚はBruno De Filippi & Don FriedmanのAlone Together)。モノクロのランドスケープの写真にオレンジ色の絵の具の染み、みたいなアーティスティックなジャケット。
全編、Olivierのクロマティック・ハーモニカ、Ralph Townerのアコギ(ナイロン弦&12弦)、Heiri Kaenzigのダブルベースの変則トリオによる演奏。コンテンポラリージャズ系のオリジナルが中心だが、Goodbye Pork Pie Hatなんていう渋い選曲もあります。なかなかいい感じです。
Olivier Ker Ourio…不勉強につき全く知りませんでした。1964年生まれのフランス人。
Mellow Toneを演奏しているみたいですね。このアルバムの音もまさに!僕が知る限り、音色とかフレージングは90年前後のトゥーツのそれに最も近い、という印象です。加えてトレモロ奏法のキメの細かさはすごいですね。どんな速さでレロレロしてるんでしょうか。
このアルバム、公式サイトにはまだ載っていないようですが、クレジットが2005年なので新譜でしょう。お店の人によると昨日が入荷初日だったそうで、店内でもオンエアされていました。
●Olivier Ker Ourioオフィシャルサイト
http://www.kerourio.com/index.en.html

求む!ハーモニカ可の不動産賃貸物件

部屋をシェアしている同僚が名古屋に転勤してしまうため転居せねばならなくなり、先々週末に物件探しをしました。
今までの引っ越しでは
  「キーボードは弾くけどいつもヘッドフォンです」
と難を逃れていた(実際そうだったし)。
けれど、ハーモニカじゃそうはいかない。
  「ハーモニカが趣味なので、多少は音を出せる物件が希望です」
と、正直に不動産会社に伝え、家探しをしたのでした。
後で発覚して追い出されるのもイヤだし。
難航しました。
●不動産会社A
  「そんなもん、公園で練習しなさい」
…。はーい。
●不動産会社B
  「でしたらアパートタイプよりもマンションタイプで探してみましょうか」
家賃・間取りなどの条件に見合ったマンションタイプの物件を10軒ほど選んだ。そして担当者が管理会社に電話をしてくれる。けれどハーモニカの件を伝えたとたんに「ウチではダメです」と断られまくる。
  「プロの方ではないですし」
  「音を出すのはだいたい10時ぐらいまでと仰ってるし」

云々、頑張って説得を試みてくれたが…結局1軒も内見できず。
スミマセン、担当者さん。
ついでに10時までってのもウソでしたm(_ _)m。
●不動産会社C
事前に連絡しておいたところ、わざわざ「ピアノ可」「楽器要相談」のワンルーム物件をピックアップしていただいていた。江古田とか国立とか音楽を学ぶ学生が多い地域にはあるらしいが、奇跡的に、中野界隈にもこうした物件があったのだ!
そして内見…しかしそれ以外の条件が合わず、断念。
●不動産会社D
やはりマンションタイプで探してもらう。
閑静な住宅街、築年数も新しめ、風呂トイレ別の良い物件。1Fだからか、審査が厳しいからか、何ヶ月か決まっていないのだそうだ。そのため家賃は下がり、敷金1礼金1という好条件。
まずは、担当者E君とともに速攻で内見。この時点では管理会社にハーモニカの件は伝えていない。
そして、実際にハーモニカを吹いた。
E君は外からそれを確認。
  「確かに聞こえるけど、窓でも開けない限り問題ないでしょう」
やたっ。
帰宅後熟考。そこに決定!
翌日、不動産会社Dを再訪問。
申込書に記入し管理会社にファックス。その送達確認のついでに、さらりと「申込者さんはハーモニカを吹かれるんですけど、ステレオぐらいの音量なので大丈夫ですよね」と念を押すE君。先方には勤務先などの身元の情報を見ながら話しているわけで、即OKとなった(巧い!)。
けどまぁ、調子に乗りすぎないようにしよっと。最初だけでも。
そんなわけで、明後日に中野区に引っ越します。
ン年ぶりのひとり暮らしです。ドキドキ。

ミリオンダラー・ベイビー@チネチッタ(30作品目)

今年のアカデミー賞作品。前半は30代女性のサクセスストーリー。後半は…生と死、老いた男の苦悩…重いです。
J-WAVEのSOUL TRAINのRyuさんも「最近のクリント・イーストウッドの映画は暗くて…」みたいなことを仰っていたので心配していました。
しかし痛快なエンターテインメントではないかもしれないけれど、いい映画。このての作品は、じっくり観賞して、終演後も言葉を発せず噛みしめたいので、ひとりで観て正解でした。場内からはハナミズをすする音が。
最近観た中では一番満足感のある映画かもしれません。★★★★。
音楽制作がクリント・イーストウッドとなっていたのですが、エンドロールを見る限り、数曲は本人が作曲しているようです。シンプルなアコギのBGMが印象的でした。
●ミリオンダラー・ベイビー
http://www.md-baby.jp/
ミリオンダラー・ベイビー
ミリオンダラー・ベイビー

告知:田中光栄SESSION(7/1金)

田中光栄さん公式サイト開設!
今後のライブ情報はこちらへ↓

http://www.tanakakoei.com/
(2007.10.29追記)
前々回前回とも盛況でした。今回も予約必須か?!
いろいろな方がいらっしゃるので、終演後のコミュニケーションも楽しいですよ。
●田中光栄SESSION 8:00pm~ Charge ¥1,900
クロマチックハーモニカとブルースハープの両方を使ってジャズ、フュージョン、ブラジル、ブルースやオリジナル曲もやります。スティービーワンダーやトゥーツシールマンスのようなメロウなものを中心にリトルウォルターなどのブルージーでファンキーなものまでやります。
田中光栄(Harmonica)西村雄介(B)須田義和(Ds)にしむらなおと(P)
●マルディグラ
東京都世田谷区奥沢5-29-10 リブレB1
03-3722-6892
東急東横線・大井町線自由が丘駅南口より徒歩3分
http://www.jiyugaoka-mardigras.com/
●ご本人から
「7/1(金)はまた自由が丘マルディグラで自分のライブありますんで是非みなさん来てくださーい!
今はどんな感じの曲を作ればハーモニカにジャストフィットするのか、自分にしか作れない世界はどんなのかと試行錯誤中なのでとても自分的に過渡期だと思っています。逆にそこをみなさんには観てもらいたいなと思っています!」

とのことです。
“メロディーメイカー田中光栄”が堪能できるか…期待しましょう。

安里勇@島唄楽園(東京・六本木)


誘われるまま、六本木の島唄楽園に。
島唄を聴くこと自体初めての経験だった。最初のうちこそ、へー、三線(さんしん)の伴奏って唄を誘導しつつベースラインはIとか曲によってはVをずっと弾いてるんだ~とか、悪いクセでついつい考えてしまっていたが、泡盛をちびちびやりつつ沖縄料理に舌鼓を打つうちにそんなことはど~でも良くなった。お客さんたちも途中からすっごく楽しそうに踊り出しちゃって、それを見てるこちらもえらく楽しかった。最高です。
今日の演者である安里勇さん。存在感のある声と三線による弾き語りだけで都合2時間半のステージは圧巻です。今年還暦を迎えられたそうで12月21日には地元石垣島でお祝いのライブがあるそうです。ちょっと早めに休暇を取って島唄でクリスマスってのも、きっと良いでしょうね~。
●安里勇さんプロフィール
http://homepage2.nifty.com/asadoya/sub0.htm
●島唄楽園
http://homepage1.nifty.com/myers/

バンドは楽しいです、やっぱり。

ふと思い立って友達のバンドの練習を見学させてもらった。ついでにAverage White Bandではないアレンジ(誰のカバーだろ?)のIf I Lose This Heavenでちょこっと吹かせてもらいました。やっぱバンドっすよ、バンド。
メンバーのみなさま、快くまぜていただきありがとうございました。あー楽しかった。

戦国自衛隊1549@チネチッタ(29作品目)

たいていのオトコは武器やら戦車、もしくは戦国武将には興味を持っていたり、持っていたことがあったりします。その二つが合体している、
  自衛隊が演習中に戦国時代にタイムスリップ。
って設定だけで、いやーん、最高。
観る前から絶頂に達しているワケです。
しかし、そこは角川映画。
微妙にチープな画作り!
演出上の微妙な間!
など、この1549も実に角川映画テイスト満載なのだ。
やってくれます。
  誤解を恐れずに言えば、この映画はコメディであります。
鈴木京香はオール電化だし、
鹿賀丈史は料理の鉄人だし、
生瀬勝久はギョロ目だし、
嶋大輔は、あの体型でつっぱりロケンローだし、
伊武雅刀の斎藤道三は、完全にデスラー総統。
これらの役者陣が真面目に芝居すればするほど、笑いをこらえるのに必死。
とにかく最高です。
そういう意味では主演の江口洋介が微妙ちゃあ微妙でした。突然「やだよう!」って泣き出すぐらいはやってくんないと。
そして!
最も凄いのは、突然やってきた自衛隊に「キミは今日から木下籐吉郎だ!」と勝手に決めつけられてしまう、中尾明慶くん(16)。彼が主演で
  戦国自衛バカボン
という映画が一本撮れるくらい素晴らしい!
それがヒットしたら
  戦国自衛バカボン2 ハジメちゃん危機一髪
  戦国自衛バカボン3 ウナギ犬の復讐
とか。
監督はティム・バートンでぜひ。
そんなわけで、コメディ映画として★★★★☆。
普通に評価したら★★☆。
え?何か?
けど、ホステージより絶対こっちのが面白いよ(これはマジで)。
●戦国自衛隊1549
http://www.sengoku1549.com/pc/
戦国自衛隊1549
戦国自衛隊1549