田中光栄ライブ in 名古屋

田中光栄 in 名古屋
田中光栄さんのライブに行ってきました。サポートは西山瞳さん(pf)
バンド編成とはひと味違った、メロウな田中光栄を堪能するのに最適なピアノとのデュオ。「セピア」「プラシッド・ブルー」「空の音色」などのオリジナルを中心に、酒バラや枯葉をちりばめた構成なので、初めてクロマチックハーモニカに接する人でも入り込みやすかったのではないでしょうか。
新曲「Wishing」は西山さんのヨーロピアンスタイルのピアノにマッチしてすばらしい演奏でした。途中からパット・メセニーのギターが鳴り始めそうな感じの、とても浮遊感のあるコード進行の曲です。アルバムには収録されないとのことで残念です。
さて、ライブ会場に併設されていたのは、鈴木楽器の試奏ブース。Fabulusは16穴1本、12穴のストレート配列&クロス配列各1本。贅沢にも12穴を両方吹き比べさせてもらいましたが、ストレートよりもクロスの方が入力に対する出力がリニアで、心地よい感じ。対してストレートは、機密性の高さからでしょうか、バーンと吹き込むとリミットに達してしまいそうな、逆に言うと繊細な表現に向いた印象がありました。これは悩ましい選択になりそう…。
そして…光栄さんも書いてますが…今年のスズキは面白いぞ!(笑)

ブルースモービル1号(NISHIKI)、逝く(泣)

いつかこの日が来ると思っていました。
朝、通勤途中の信号待ちでダウンチューブを眺めていたところ、右側に変な膨らみが。気になって下からのぞき込んでみると…
ブルースモービル1号のダウンチューブ
半分近く、バックリと裂けているではありませんか!
その日が、この自転車、ブルースモービル1号ことNISHIKIでの最後の自転車通勤になってしまいました。
名古屋市東区のサワイサイクルで生を受けたこのロードバイク。親父が今の僕ぐらいの年齢の時に、同僚から譲り受けた、といって会社から乗ってきました。
何度か乗ったんでしょうか…しかし一度ひどい転倒をしてから乗らなくなったんでしょう。程なく僕のものになりましたが、バス+電車通学だったこともあり、あまり乗る機会がありませんでした。
一番活躍したのは、自宅浪人していた1987年だったでしょうか。千種図書館の自習室を往復するための足として使い、時々気晴らしに愛知青少年公園(今の愛・地球博記念公園)のサイクリングコースを走りに行きました。
そんなある日、若気の至りで歩道の右側を爆走中、右から出てきたクルマにつっこみました。NISHIKIはフロントフォークが破損するも僕はかすり傷のみでした。メットだってかぶっていなかったので奇跡のようです。修理はグリーンロードにあるミズノサイクルだったか…しかし、完璧に修理するのは難しく、フォークは若干後ろにオフセットした状態、ダウンチューブは衝撃のためゆがんだままでした。結局、自宅浪人は半年ほど、再びバス+電車で予備校通いを経て愛知を離れてしまい、NISHIKIはそのまま自宅倉庫に眠ることになります。
時は流れて、2005年に乗れる状態まで復活させ、2006年に再び愛知に戻ってから、自転車通勤でガンガン乗るようになり、今に至ります。
復活後、都合1万キロ近くは乗ったのではないでしょうか。その間全くの無事故で、家と会社を安全に往復してくれました。
Mt.富士ヒルクライムをコイツと一緒に走れて良かったです。あれが花道だったのね…と思ってよく見るとゴール後の写真に、すでに亀裂が入ってました。五合目からの下りは時速50kmを超えることもあったのですが、傷つく老体にむち打って、壊れず安全に麓まで送り届けてくれたのだ…と思うと、涙が出ます。こんなになってもまだ走れてしまう、カワムラサイクルの昔のビルダーさんたちのクラフトマンシップに頭が下がります。
ありがとう!ブルースモービル1号!!

そのうちバラして、キレイに磨いてディスプレイしようかな。

Mt.富士ヒルクライム完走!

雨の日以外、自転車通勤は毎日続けています。しかし、いったいこの脚力はいかほどのものなのか試してみたくなって(?)Mt.富士ヒルクライムに参加しました。
http://www.fujihc.jp/

富士山の麓(富士北麓公園)から五合目まで24kmをひたすら上る、という競技です。ヒルクライムはスピードも遅く、初心者向きの競技でもあります。昨今の自転車ブームもあってエントリーが増加、今年は抽選で5500人が参加。
Mt.富士ヒルクライム
スタート前の会場の様子。壮観です。
天気も良く、コンディション最高です。
初競技ということもあり、緊張のあまりまわりが全員ランス・アームストロングに見える…ことはなく、メタボなおじさんも混じってたりしますが、みなカーボンとかアルミとか、いい自転車に乗ってるんですよね~。めっちゃ速そう。
それにひきかえ、僕の自転車、重いクロモリフレーム、そしてフロントが50t-42tという全く山登りに適さないギア…前日まで知りませんでした(^ ^;)。
いいなぁ、なんて他の選手たちの自転車を眺めるうちに、スタートの時間がやってくる。自己申告タイムによりゼッケンが決められており、6000番台は7:25にスタート!
あれ?結構しんどい??
さんざん走ったつもりが、やっと「一合目」の看板を見たとき、ここで180度反転して帰ろうかと真剣に思いましたが、参加費がもったいないので(笑)そのまま続けることに。
ハンガーノックにはならないよう補給食はちゃんと食べながら走行。しばらく走っていると、先にスタートしたはずの5000番台の選手や時には3000番台の選手が前からこぼれてくる。これはがんばればそこそこ行けるのでは???と必死で踏みました。
そして、完走!
最後にもがいたせいで、ゴール直後に左の太ももがつってしまってしゃがみ込んでしまいました。
結果は、
タイム:1:38:24
総合:2068位(4672人中)
種目別:461位(977人中) ロードレーサー男子40~44歳
「同世代の半分より上」という目標は達成しました!
諸条件を考えると十分善戦ではないでしょうか…自分でいうのも何ですが(笑)。

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