Trinite レコード発売記念ライブ@公園通りクラシックス

Triniteレコ発ライブ@公園通りクラシックス

Triniteのレコ発ライブ、行ってきました。
お客さん満員。

前半は組曲「月の歴史」「神々の骨」から。
prayerの楽曲よりもポップなメロディーが印象的。初めて聴く曲ばかりだったが、早くもアルバムに期待してしまう。

後半が今回リリースの「prayer」を全曲。
かっちりきっちりすっきりのスタジオ録音、shezooさんも細部までかなりこだわってアレンジされており、全体として抑制が効いた感じです。
これがライブになると、やはりCDでは聴くことの出来ないオブリだったりバッキングパターンだったりがじゃんじゃん聴けます。良い意味でラフ、といいますか、緻密さを失うことなくダイナミックになっていました。

最後にアンコールで1曲演奏して終演。
終演後も行列が出来てしまってプチサイン会のようでした。

そうそう、shezooさんが言葉で紡ぎ出した詩が曲のイントロでキャプションとしてスライドで流れる、という演出もなかなか良かったです。曲中にももうすこしビジュアルっぽいものが流れても面白かったかな。インスタレーションとはまた別の表現ですが(準備が大変か)。

美しいものの美しさを、言葉でどう説明したら良いのでしょう…。
書いてて空しくなりますが(笑)、まずは、未体験の方、ぜひご試聴を。

Trinite アルバム「prayer」 http://trinite.me/albums/prayer

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八神純子@愛知県芸術劇場

(過去日記です。書いたのは2012年6月28日)

凄かった

全ボーカリスト必見。そしてAOR好きは特に。
小学生高学年の時にザ・ベストテンが放送開始。彼女の歌は好きでした。しかし、メディアへの露出が減ると、すっかり忘れてしまいまい…それから早30数年…
2010年の秋、たまたまテレビをつけたらO.A.されていたNHKのSONGSで愕然としました。
女性ヴォーカリストは年齢と共に声も変わってゆく。ユーミンだって松田聖子だって昔の持ち歌はキーを下げて歌っている。
ところが、SONGSで歌う彼女は30年前と同じキーのハイトーンヴォイス。それだけでなく、当時よりもさらにパワフルで安定している印象も。そりゃもうビックリしました。

さて当日。ツアーの情報を知らず、チケットを入手したのは2/1。なんと5階席!手に入っただけラッキーでしょう。会場は八神さんと同世代のファンのかたが多く、アダルトな雰囲気。
ステージ中央、薄いベール越しに見えるのは、ヤマハの往年のエレクトリック・グランドピアノCP80。うれしいじゃないですか。で、スタートの頃には、5階も満員。

「思い出は美しすぎて」でスタートしたライブ。「みずいろの雨」「夜間飛行」などAORテイストなサウンドが続く。「夜間飛行」のイントロはフレットレスベースとヴォーカルのユニゾン、という凝ったアレンジで特に印象的でした。

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新譜「Vreath」でも収録されている中島みゆきの「時代」ほかとともに、日本を離れている時の曲をあえて弾き語りしたくなった、という一青窈の「花水木」などがカバーされましたが、まるで最初から彼女のオリジナル曲だったような説得力。すごい。

後半は、「パープルタウン」「ポーラースター」「Mr.ブルー」「想い出のスクリーン」なども堪能出来ました。「想い出のスクリーン」はまさかのアップテンポ。ラテンディスコ風になっていてびっくり。
アンコールの最後はチャップリンの「Smile」をアカペラで…どうせならマイクなしの生声で聞いてみたかったなぁ。
全体としては、新譜からが半分、往年の名曲からが半分、という感じでした。

トランスパシフィックキャンペーン

東日本大震災の復興支援のため立ち上げたプロジェクト「トランスパシフィックキャンペーン」の紹介など。実際に被災地を何度も回って活動をされているとのことで、「トランスパシフィック 八神純子」で検索すればたくさんヒットします。私の相方の故郷、岩手県は大槌町にも来てくださったようで、嬉しい限り。

印象的だったMC

一言一句覚えていませんので大意で。

  • (専門的な話だけど、と前置きして)昔、アース・ウインド&ファイアー関連のレコーディングで歌った時に、他の黒人ヴォーカリストが『声の成分』と『息の成分』の比率をコントロールして歌っているのがとても勉強になった。
  • 今こうしてライブをしながら、自分が「自然解凍」されている感じがする。このツアーもどんどん良くなっていくだろうし、それが自分でも楽しみ。
  • 子育てをしながら、散歩しながら(The Christmas Songの一節を歌いながら)こんな風に歌っていた。歌い続けていて本当によかった。

地元でのライブということもあってか、ご本人も相当楽しまれていたようです。
終演後、握手会目当てで、買いそびれていた新アルバム(ハイブリッド盤)買いました!握手会では緊張でたいしたこともしゃべれませんでしたが、こんなに小柄な(147cm(148cm?)とのMCがあった)体から、あのパワフルな声が出ている、というのが信じられなかった。

最後に絶対書かねば…バンドが素晴らしい!

今回のツアーのバンドは素晴らしいです。帰ってきてネットでチェックしまくりでした。遠目には全員20代に見えましたが(笑)、実はしっかりとしたキャリアのメンバーもいて納得の演奏でした。SONGS出演時のような大御所のプレイも相応の醍醐味がありますが、このバンドは新鮮な驚きでした。
俺が俺が、みたいなプレーヤーがいたりすると興ざめですが、メリハリがあって、歌モノのバックバンドのお手本のような、センスの良い演奏でした。

その後、ツアーは精力的に続いており今後が楽しみ。

吉田美奈子カバーバンド@ブルーノート東京!

5月末にライブをやった、吉田美奈子カバーバンドが急展開。
マネージャーがこっそり申し込んだコンテスト、バンド自慢2010のビデオ審査に合格、なんとブルーノート東京に出演してしまいました!

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吉田美奈子カバーバンド@新宿サンフェイス

20年来の友人、たまじゅん(Vo.)に誘われて、吉田美奈子のカバーバンドで3曲ハーモニカで参加しました。ハイテク使いの敏腕マネージャー、まーくん(たまじゅんの旦那さん)がYouTubeにビデオをアップしてしまったので、腹を括って公開します(笑)。

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グレゴア・マレ on 小曽根真クリスマスコンサート

グレゴアのサイン

超ご無沙汰の名古屋ブルーノート。両親の古希祝いで3年ぐらい前にトゥーツを観て以来か?本日は小曽根真さんのライブ(2nd)でした。なんたって、グレゴア・マレがツアーメンバーですよ。これは聴かねばならないでしょう。実は、グレゴアをはじめてライブで観たのも名古屋ブルーノート…もう5年以上経つのか!

小曽根さんはJ-WAVEのOZ Meets Jazzや、Good Morning Tokyoのピンチヒッターでトークも音楽も聴いていて大好きなのですが、ライブは初めて。パーネル・サトゥルニーノは小曽根さんのプロジェクトNo Name Horsesでも客演しているパーカッショニスト。そしてグレゴア…ピアノ、ハーモニカ、パーカッションという変則トリオなのに、ものすごくダイナミックな演奏に圧倒されっぱなし。特に小曽根さんのアルバムなどからのラテンナンバーが印象的でした。また、3曲目?のグレゴアのオリジナル(タイトル未定…ブラジリアンチューン)。ツアー3日前にグレゴアからPDFファイルが届いた、と小曽根さんがMCで話していましたが、これが非常に良い曲。いつかちゃんとレコーディングされると良いな。印象的なリフを合唱するよう、会場にマイクが向けられましたが、ちょっと難しいんじゃないの、7拍子は(笑)。

どちらかというとパワフル曲が多かったからか、グレゴアはスズキのG-48を演奏してました。1stではウッドも使っていたらしいのですが、2ndでは使っていなかったようです。それにしても、5年前のカサンドラ・ウィルソンの時とは音色の印象がずいぶん変わりました。音のアタックがずっと鋭くなって、パーカッシブな音色が断然生き生きとしている。これは奏法よりもハーモニカの影響が絶対に大きい。精度が高くてムダに空気が逃げないボディと、反応の速いリードが、プレーヤー側の要求に応えきっている、という印象でした。

なんかこう、素晴らしい音に浸って、体が浄化された感じです。

田中光栄ライブ in 名古屋

田中光栄 in 名古屋
田中光栄さんのライブに行ってきました。サポートは西山瞳さん(pf)
バンド編成とはひと味違った、メロウな田中光栄を堪能するのに最適なピアノとのデュオ。「セピア」「プラシッド・ブルー」「空の音色」などのオリジナルを中心に、酒バラや枯葉をちりばめた構成なので、初めてクロマチックハーモニカに接する人でも入り込みやすかったのではないでしょうか。
新曲「Wishing」は西山さんのヨーロピアンスタイルのピアノにマッチしてすばらしい演奏でした。途中からパット・メセニーのギターが鳴り始めそうな感じの、とても浮遊感のあるコード進行の曲です。アルバムには収録されないとのことで残念です。
さて、ライブ会場に併設されていたのは、鈴木楽器の試奏ブース。Fabulusは16穴1本、12穴のストレート配列&クロス配列各1本。贅沢にも12穴を両方吹き比べさせてもらいましたが、ストレートよりもクロスの方が入力に対する出力がリニアで、心地よい感じ。対してストレートは、機密性の高さからでしょうか、バーンと吹き込むとリミットに達してしまいそうな、逆に言うと繊細な表現に向いた印象がありました。これは悩ましい選択になりそう…。
そして…光栄さんも書いてますが…今年のスズキは面白いぞ!(笑)

田中光栄・津村和彦デュオ@上町63(横浜市)

諸々のイベント参加のため上京するつもりが、具合の良いことに田中光栄さんのライブが!当然GO!
前半がボサノヴァ系のスタンダード、後半が光栄さんのオリジナルを中心とした演奏でした。
製品版ファビュラスの音を聴くのは初めてです。おとなしめの曲が中心だったこともあり、弱音の音色が堪能できました。ファビュラスのキャパシティの広さ恐るべし!
そして、津村和彦さんの奏でるガットギターと光栄さんのハーモニカとの音色のマッチングが最高!このデュオでの初の演奏なのでお互いに探りながら、というところはあったのでしょうが、津村さんはとても懐の深い演奏をされるので、上に乗っかる光栄さんもさぞかし演奏しやすかったのではないかなと思います。それが音にも現れていたような。
9/12に日暮里で再び津村さんとデュオで出演とのこと。今度は何か新しいものが生まれそうな気がします。自信を持ってオススメです!
●田中光栄サイト
http://www.tanakakoei.com/?p=77

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STARDUST☆TRAIN@MUSIC FARM(名古屋市)

STARDUST☆TRAIN
東京にいた頃のバンド仲間、キーボードの岡田やよいさん(通称インコさん)と、ボーカル&ギターの三森一広さんによるユニット「STARDUST☆TRAIN」。コンテストで優勝したり、もうすぐセカンドアルバムが発売されたりと、非常に精力的に活動中。このたび名古屋で(しかもウチの近所で!)ライブとのことでおじゃましてきました。
ストレートなメッセージソングが中心ですが、アコースティック編成かつシンプルなアレンジで、歌が中心に座ったサウンドが非常に良かったです。彼らの代表曲「いつでも空の上で」のサイドストーリーをお客さん全員が聞き入っているのも印象的でした(詳しくは岡田さんのサイトにて)。要所要所でリバーブを丁寧に調節する、クリエイティブなPAも◎した。
同じステージの堀川ひとみさん・浅羽由紀さんとともに明日は大阪はルイードでのライブとのこと。がんばって!
●STARDUST☆TRAINサイト
http://stardusttrain2.hp.infoseek.co.jp/

田中光栄@ジロキチ(東京・高円寺)

思い出してみると、前に光栄さんのライブを見たのは1年以上も前
その時と同じメンバーによる演奏。しかし劇的に変わっていました。
田中光栄@高円寺ジロキチ
とさわりを書き始めたものの、何かすごい無力感。
「素晴らしい」という言葉も陳腐な気がするし、テクニカルにどうこう、とか、ステージングがどうこう、とか、表面的なことを書いても何も伝わらないような気がしてます。このライブから、もっとスピリチュアルな「何か」を受け取りました。
全曲オリジナル。
そのすべての楽曲がハーモニカで演奏されるためにこの世に生まれた、ということだけでも凄い。
しかし、表現手段がたまたま音楽で、たまたまハーモニカで演奏されていて、聴いている僕や音楽とハーモニカが好きで、なんてこととは全く関係なく、受け取った「何か」が心の中に存在しています。
名作と言われるコンセプトアルバムを聴き終わった後のような。
名作と言われる映画を見終わった後のような。
名作と言われる文学作品を読み終わった後のような。
アンコールで演奏された「a-light-of-life」という曲はライブ全体の世界観を象徴していました。
書けねぇや。スミマセン。
そんなやつぁブログやめちまえ!なんて言わないでね(笑)
是非、光栄さんのライブに足をお運びください。
10/22(月)中目黒・楽屋
10/29(月)中目黒・楽屋
11/27?28?高円寺・ジロキチ
と続くそうですよ。

Oreda Band@アランプーサン(名古屋市緑区)

Oreda Band in Allanpoosan
名古屋でライブやるのなんて高校生以来。。。えらく緊張してしまいました(汗)
お越しいただいたみなさま、対バンのOrganic Jointさん、チャッキーさん、本当にありがとうございました。

<2/11セットリスト>
飾りじゃないのよ涙は
ワカンナイ
嘘つきダイヤモンド
(以上Featuring たばっちょ)
Under Underground
氷の世界
I Just Wanna Stop
Georgy Porgy
Teasin’ Eyes
Trains
I Thought It Was You
Zoot Suit Stomp

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