ラスト・ワルツ on DVD(14作品目)

ラスト・ワルツ〈特別編〉
ラスト・ワルツ〈特別編〉
The Bandの名作ライブ映画。この映画は多分いろんな人がいろんなこと書いてるでしょう。マーティン・スコセッシが監督だったのね。メイキングも収録されていますが、単なるドキュメンタリーではなく、しっかり映画にする、その仕込みたるや相当なものです。
ハーモニカ的には、ポール・バターフィールドが出演してますが、それもかすんでしまうほど豪華なゲスト陣。ニール・ヤングに、ボブ・ディランに、クラプトンに…書ききれない。バンドやってたら、いや、やってなくても音楽好きなら、見ずに死ねるかってやつです、この映画。
あ、だんだんトシとともにロケンローが気持ち良くなってきました。あと3年もしたらエレキギター弾き出すかも。まずはZO-3買うかな(笑)

セプテンバー11 on DVD(13作品目)

セプテンバー11 DTS版
セプテンバー11 DTS版
世界中の監督が9.11を題材に、15分程度のショートムービーを11作品収録したオムニバスムービー。比較的直球勝負のクロード・ルルーシュ(仏)から、第二次大戦後の日本を舞台にした今村昌平(日)まで、ポエティックなシチュエーションが印象的なショーン・ペン(米)、ケン・ローチ(英)はイギリス在住のチリ人の視点でもう一つの「9.11」、チリ・クーデターを題材に、と様々。
あの事件は、表現の自由をも抹殺してしまう勢いだった。2002年、というそれから間もない時に公開されたこの映画はさしずめその状況に対して初めて映画界が声を挙げた作品、といえるかもしれない。そして2004年にはマイケル・ムーアの華氏911が公開された。
アフガン空爆といい、最近の第5次レバノン戦争でのイスラエルへの態度といい、環境問題に対する姿勢といい、「あの国」の有り様宇には最近生理的なレベルで気持ち悪い…ここまで書くと映画の感想どころじゃありませんが。

東京大学のアルバート・アイラー―東大ジャズ講義録・キーワード編

東京大学のアルバート・アイラー―東大ジャズ講義録・キーワード編
東京大学のアルバート・アイラー―東大ジャズ講義録・キーワード編
菊地 成孔, 大谷 能生
歴史編に続いて読了。「ブルース」「ダンス」「即興」「カウンター/ポスト・バークリー」というキーワードとともにゲスト講師の授業も交えてジャズを紐解いていく内容。
「カウンター/ポスト・バークリー」の項は、濱瀬元彦氏のラング・メソッドが拠り所とする下方倍音理論についての解説がありますが、比較的この手の話題にはついていけると思っていたけれど、ちょっと難しかった。それ以外は、色々腑に落ちるところがたくさんありました。
例えば卑近なところで「アシッドジャズ」という日本人からするとかなり違和感があるこの言葉について。「何でジャズなの?」とずっと疑問でしたが、ダンスの項にその回答がありました。スッキリ!それが一番嬉しかったりして(笑)。

East Coast, West Coast/Toots Thielemans

イースト・コースト,ウエスト・コースト
イースト・コースト,ウエスト・コースト
トゥーツ・シールマンス他
長らく廃盤状態で、僕も手に入れるのに苦労しましたが、再発されました。しかもリマスタリングされてます&安価。わーい。早速買い直しました。
名盤ブラジル・プロジェクトのジャズスタンダード版、といった趣。参加ミュージシャンがものすごいです。ジョン・スコフィールド、テレンス・ブランチャード、マイク・マイニエリ、ライル・メイズほか(以上イースト・コースト)、ハービー・ハンコック、チャーリー・ヘイデン、ピーター・アースキン、ロベン・フォードほか(以上ウェスト・コースト)…うぎゃ~~。
収録曲数が多く、1曲が短めなのが贅沢な悩みってところでしょうか。
このアルバム、オリジナルの発売が1994年。ライナーノーツを塩谷哲さんが書いています。オルケスタ・デ・ラ・ルスのレコーディングにトゥーツがゲストで参加した時のエピソードが一読の価値あり。なので輸入盤じゃなくて邦盤の方がいいですね。

Gregoire Maret、近日来日

小ネタです。
俺のメル友(←誇大表現)、Gregoire Maretが東京ジャズ2006のマーカス・ミラー・バンドのメンバーとして来日します。
ちょうどいい機会なので声を大にして言いたい。
Gregoireは
   グレゴリー
じゃねーよ!
もしグレゴリーだったら、スペルは
   Gregorie
だろーが!!
   グレゴア
もしくは
   グレグア
にしてくれよ!!!
キモチワリーよ!

Pat MethenyもCassandra Wilsonも「グレゴリー」なんてメンバー紹介してなかったっす。ちまたのレコード会社、コンサートプロモーター、メディアのみなさま、ひとつよろしくお願いします。
彼はスイス人なんで、oiの発音は仏語と同じっすよ、絶対。toi et moi(トワ・エ・モア)のtoiとかmoiとかさ。少なくとも「リー」じゃないはず。
ビリー・ジョル、とか表記してた時代ならわかるけど、イマドキちょっとハズカシイよね、こういうの。
●東京ジャズ2006(出演者リスト)
http://www.tokyo-jazz.com/jp/program/index.html
●Gregoire Maret Website
http://www.gregoiremaret.com/
P.S. 渋さ知らズオーケストラの鬼頭哲さん、ご無沙汰してます(笑)

Hohner Chromonica 270 Deluxeインプレッション

Super Chromonica 270 “Deluxe”発表について書いてからちょっと経ちましたが、たまたま10holesさんのサイトを見たら、入荷の報が!すぐにマスターに連絡を取って、会社帰りにお店(倉庫みたいかと思いきや、意外にも店舗然としてました)に立ち寄って購入しました。取り急ぎインプレッションを。
とにかく良く鳴る!「木製で鳴る」といえばHard Bopperですが、11番・12番あたりはそれよりも鳴りやすいかも。
マウスピースは、同じ丸穴の280/Super64系ほど肉厚な感じはなく、270/Mellow Tone系と同じ感覚。
スライドの動きも270系と一緒で、レバーの穴も280/Super664系の千鳥式ではなく、従来式。
構造で特筆すべきは、リードプレートがネジ止めになっていること!これまで木製は釘止めで大変だったブロー(吹音)側のリードがメンテナンスしやすくなりました。
昨年、おこがましくも「ハーモニカ選びのコツ(1)基本スタンス編」なんてエントリを書いて、しかも続編を書いていないのですが(^ ^;)、もし僕が初心者の方に1本勧めるなら、270 Deluxは最有力です。何も犠牲にすることなく、上達してからもずっと楽しめるクォリティのハーモニカだと思います。別物、と言ってもいいぐらいのデラックス&ブランニュー、この価格ならバーゲンかも!!
時間のあるときにバラシレポートもやろっかな。

Eu Me Transformo Em Outras/Z?lia Duncan(DVD)

中南米音楽(マニアックなネットCD・DVDショップ)で購入。スタッフの方にハーモニカプレーヤーの参加している作品をリクエストしたところ勧められた1枚。
DVDでのリリースを前提に収録されており、音も5.1chサラウンド。場所こそライブハウスだが、お客さんを入れずスタジオライブ的。ミュージシャンが円形に配置する中、ゼリアがその円の中を歩きながらブラジリアンポップスを歌いまくる。20曲収録。
素晴らしい作品です。まず、ゼリアは低音の魅力的な素晴らしい女性ボーカリスト。同じメンバーでのツアーの後に収録されたということもありアレンジも完璧だし、ミュージシャン同士の呼吸もばっちり。そしてゼリアもメンバーも実に楽しそう。
お目当てのガブリエル・グロッシ(Gabriel Grossi)は、田中光栄さんも最近かなり気に入っているとのことで楽しみにしていましたが、確かに。ベンドをはじめ音のニュアンスの部分が光栄さんの演奏にも非常に近い雰囲気でした。ちょっとビックリ。
(あ、使ってるハーモニカはSuper 64、マイクは58だと思われ…お約束)
●Z?lia Duncan Official Site
http://www.zeliaduncan.com.br/

真夏の自転車通勤を快適に!

僕と同じくブロンプトンで自転車通勤をされているkiraさんが、自転車通勤の汗対策について素晴らしい記事を書いていらっしゃって、僕も大いに参考にさせていただいてます。
で、僕の場合はというと…
■速乾性の通勤ウェア
通勤の格好のまま汗みどろで仕事をするのは自分も周りも不快なので、通勤用ウェアは用意しましょう。とはいえ、いわゆるサイクルウェアは高いし、デザイン的にロードバイクにでも乗ってないとサマなりません。替えもたくさん必要なのでもっぱらユニクロのBODY TECH+DRYウェアを愛用してます。ちょうど夏物セールでメチャ安ですね。
会社に着く頃には当然ながら汗でぐっしょぐしょ。そのまま干すと帰りにはトレビヤーンな臭いを発することになりますが、我がオフィス、幸いなことにテラスあり。洗面台で水洗いして外に干しておくとアッちゅう間に乾きます。
■髪の毛は会社でなんとかする
スーパークセ毛が大爆発するので整髪料は必須なのですが、ヘルメットかぶるし、頭皮もすっごい汗をかくので…家では整髪料はつけずに通勤して、会社に着いてからタオルドライの後なでつけてます。
■体のほてりの冷まし方
kiraさん方式でぬれタオルを首に巻いておく作戦。これ凄く効果があります。以前までは、トイレにこもるとまず全部脱いで、全身の汗をふき取るのですが、ふき取っているハナから汗が出まくりでした。
そして、最近いいものを見つけました。
熱さま首もとひんやりベルト
ゼリー状の保冷剤を冷凍庫で冷やしておいて首に巻けるという優れもの。冷却効果抜群。我がオフィス、幸いなことに冷蔵庫完備。
ほてりが冷めたら、シーブリーズと8×4などの制汗剤をスプレーすれば完璧。1日中快適です。
いつまでも全裸で閉じこもっているわけにもいかないので(笑)、置き下着+置きジーンズ+置きTシャツセットに着替えます。
■ドリンク
水分補給は熱中症対策で必須ですよね。僕の場合は片道14kmで500mlのペットボトルを1本消費します。都度コンビニで147円払うのも経済的ではないので、通販で買った2リットルのペットボトル(送料入れて1本あたり200円ちょっと)会社にどっさりおいてあります。行きで飲み終わったペットボトルに詰め替えて帰りに飲んでます。ごみも減量できて一石二鳥。そのうちSIGGのボトルで家でも会社でも詰め替えようかな。
あ、そうそう…カラダに電解質が足りないと手足がしびれることがあるようです。特にこの時期、水やお茶ばかり飲んでいると不足しがち。僕の場合は手がしびれることがあるんですが、朝は起き抜けにスポーツドリンクをぐぐっと1杯やっておくと大丈夫です。
Let’s Enjoy Bicycle Commuting!

KORG KAOSS PAD KP3発表!

コルグから“ダイナミック・エフェクト・サンプラー”KAOSS PAD KP3が発表されていました。前機種KP2が大幅に安くなっていたのでいよいよか、と思っていましたが。
以前のエントリにも書いたように、KP2はボコーダー内蔵、しかしながら鍵盤での演奏が不可能、という仕様でした。KP3では(どの程度コントローラブルかは不明ですが)シンセ音源も内蔵している、との記述とともに、

ボコーダーもRADIASと同等のものへと進化。マイク入力端子にマイクを接続し、本格的なボコーダー・サウンドをリアルタイムで生成することができます。

と紹介されており、期待してしまいます。
内蔵音源をキャリアにしてMIDI鍵盤でコントロールだけでなくて、通常のエフェクターっぽく外部のキャリアを突っ込んでも使えると嬉しいなぁ。パッドでウネウネ出来るのはライブの時にも面白そうだし、ルックスもさらに良くなっているし、これは買いか?
●KORG Dynamic Effect Sampler「KAOSS PAD KP3」
http://www.korg.co.jp/Product/Dance/KP3/
●2006.11.8追記
買ってしまいました。
しかし。
KP3のボコーダー機能は鍵盤で演奏できません。いい音だけにとても残念。サンプリングしたネタにボコーダーかけるとSEとしてスッゴい面白いっすね~!やみつき!
購入後のKP3のインプレッションはこちら↓
http://www.do-mi-so.net/?eid=602533

名古屋で自転車通勤(初日)

朝9時前に自宅を出発し、出来町通り経由で東桜の会社へ。東山通りだったらヘトヘトで午前中仕事にならなかっただろうな~(笑)。昨日下見しておいて良かった。
往復積算でこんな感じ;
■走行時間:1時間18分18秒
■走行距離:28.18km
■平均速度:21.5km/h
片道39分。これに信号待ちでの停車時間が加わると45分から50分ってところでしょうか。
昨日走ったので少し慣れたけれど…茶屋が坂辺りの路面はひどい。アスファルトの割れ、ゆがみ、つぎはぎ。ところどころ轍まである。東京でこんなにひどいコンディションの幹線道路どこにも無かったぞ!(怒)何とかしてくれ!
特に帰りは下りで危ないので気をつけよっと。
そういえば、今日の朝日新聞にこんな社説が。
●自転車大国 マナーを説くだけでなく
http://www.asahi.com/paper/editorial20060807.html
(8/13まで読めます)
これに対し、“自転車ツーキニスト”疋田智さんは自身が発行されているメールマガジンで「執筆者は自転車についての交通行政に本質的な理解がない」と苦言を呈されている。
ま~~~~ったく同感。

 ちゃんと走れる道路が少ないのに、自転車が多くなりすぎた結果である。しかし、今更、専用道を大幅に増やすのはむずかしい。今ある道路や歩道を自転車に再配分することを考えた方がいい。
 名古屋市や広島市では、植栽やカラー舗装を使い、歩道を自転車用と歩行者用にはっきりと区別することを始めた。

(当該記事より引用)
自動車に替わる中・近距離の交通手段として自転車が注目され、ヨーロッパで実際にそれが成り立っているのは、何も環境問題云々だけでなく「自転車の方が他の移動より速い」からだ。
名古屋市の例は昨日走った東山通りの話なんだけど(去年のエントリ)、冗談じゃない。あんなでこぼこ道。交差点の度に段差があって、歩行者が横から飛び出して来るような道に押し込められたら、自転車が自動車の代替交通になんてなり得ない。
実際、ドア・トゥ・ドアでの移動時間は、リニモと市営地下鉄を利用した場合と遜色ない(しかも16インチの3段変速の折りたたみ自転車で、ですよ)。これが車道1車線でも解放されていたら…答えは明らかでしょう。
なんてことを考えていたら、昨秋、ブロンプトンで走ったドイツを思い出した。また走りたいなぁ。
●自転車通勤で行こう(“自転車ツーキニスト”疋田智さんのサイト)
http://japgun.hp.infoseek.co.jp/