後藤浩二(p)加藤雅史(b)黒田和良(ds)@jazz in LOVELY(名古屋・栄)

名古屋の名門中の名門ジャズライヴハウス、ラヴリーに初めて行った。
ピアノトリオのライヴなんて凄く久しぶりだったが、後藤さんのタッチにしてやられた。リリカルで素晴らしい、です。加藤さんの歌っているベースソロと、黒田さんの迫力あるドラムソロのコントラストも面白い。
明日名古屋ブルーノートでライヴの若干18歳矢野さんがゲスト2ステに参加、若々しいブルース2曲だった。
後藤浩二(p)加藤雅史(b)黒田和良(ds)
ゲスト:矢野沙織(as)
jazz inn LOVELY
http://www.jin.ne.jp/lovely/

Live in Japan/Jaco Pastorius Big Band

fuji-hさんのサイトほかで情報を仕入れ即注文(ばっかり…お世話になっております)。
音はモノラルでハムが乗っているし、全体に青みがかった画面下部にはちらちらとノイズが乗っているし、エンディングもスタッフクレジットはまったく出てこない、発売元の会社をググってもひっかからない…かなり海賊版色の濃いDVD。推測するにNHKの素材が海外で編集・オンエアされ、それを家庭用ビデオで録画したもののDVD化?
ともあれ、素晴らしいライヴです。
モントルーと比べてバンドに勢いがあるように感じます。トゥーツもめちゃ元気です。Sophisticated Ladyでのジャコとトゥーツの掛け合いは泣けます。何でもNTSC仕様は限定生産だとか。Check It Out!

Pat Metheny Group2日目@東京国際フォーラムホールA

当サイトをご覧いただいている方なら、グレゴア・マレの存在は当然気にななるでしょう。
昨年カサンドラ・ウィルソンの公演@名古屋ブルーノートで観たときは細かい三つ編みを束ねたようなヘアスタイルだった気がするが、公式サイトのbiographyにある写真の通りの爆発ヘアにダボッとした白シャツ、といういでたち。
ハーモニカは12穴(Chromonica 270系)を2本ほど。
多芸を要求されるパット・メセニー・グループにあって、最も凄い状態のときは、ハーモニカホルダにクロマティックを挟み、肩からはギターをさげ、手にはマリンバのマレット、というひとりチンドン屋状態だった。唄も歌っていた。
楽器の持ち替えが多いからか、マイクはSM58とかFireBallではなく、もっと小型のもの(ハーモニカに貼り付いていた?)。こんなのか?こんなのか?不明。けれどお世辞にも音は良いとはいえない。パットのギターはじめ他全ての楽器の音はハイファイの極みなのに、ひとりグレゴアのハーモニカだけが安いFMラジオみたいな音だった。あれはちょっとな。
時々小型のミキサーみたいなものを手元でいじっていたようだけどそれもよくわからなかった。
The Way Upはアルバムにも参加しているので、アルバム通りのイメージのプレイ。元々PMGの曲ではシンセハーモニカっぽい音が多く聴かれるが、メロディーの補強という役割での演奏が多かった。
一番面白かったのは、名曲ついておいで(Are You Going With Me?)。いつもならライルが左手でコードバッキングをしつつ、ひとりでアフタータッチ?orエクスプレッションペダル?にピッチをアサインして演奏する、あの味のある“なんちゃってハーモニカ”だが、今回はリアル(グレゴア)VSフェイク(ライル)の4小節ごとの掛け合いガチンコ1本勝負。面白かった。2日目のラストのソング・フォー・ビルバオでのファンキーなソロも良かったです。

(開演前のステージ)

Pat Metheny Group初日@東京国際フォーラムホールA

新譜The Way Up(72分1曲入り!)
http://www.do-mi-so.net/?day=20050206
のツアー初日。
オープニングからThe Way Upの演奏がスタート、1時間をかけて本当にまるまるアルバム1枚が再現された。
インタビューやライナーノーツによると、パット自身も現在の「安・近・短」を追求した結果無用な戦争を生んでしまう世の中を危惧しており、あえて高いハードル「高・遠・長」を設定してそれをクリアすることがパット・メセニー・グループとしての回答だ、といったメッセージがこのアルバムやツアーにはあるのだそうだ。The Way Upというアルバムタイトルもそこから来ている。
Pat Metheny Groupの生演奏を初めて観たのは1992年のLive Under The Skyだった。その日から今までこのグループの演奏を観るたび、上手い!凄い!なんてのは遙かに超越した「人間の創造力って素晴らしい」というレベルで感動して、涙さえ流してしまうことがあるのは、そういったパット自身のアーティストとしての姿勢によるところも大きいのだろう。それを支える他のメンバーもまた素晴らしいく、その結晶が、高度なインプロヴィゼーションを内包したポップミュージックの究極のアンサンブルなのだ!!!

ひぇ~小難しい(笑)。けど良かったっすよ、マジ。
明日は続編。

URL変わりました

当サイトご覧いただきありがとうございます。
当面このブログ以外のコンテンツを立ち上げる予定が無いので、URL(アドレス)を変更しました。
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「+ CONTACT ME」からメールもお送り頂けるようになりました。
そして、精一杯カッコつけてポートレートを撮影、ヘッダに登場してますが何か?
地味に改良(?)をしております。
今後とも当サイトよろしくおねがいします!

ぼくセザール10歳半 1m39cm on DVD(20作品目)

ぼくセザール10歳半 1m39cm スペシャル・エディション
ぼくセザール10歳半 1m39cm スペシャル・エディション
セザール君という肥満児が主人公のフランス映画。セザール君もかわいいが、モルガン君も金髪のドレッドがかわいい。
後半の、子供たちだけでのフランス→イギリス珍道中。ロンドンのシーン、時々自分も訪れた場所で撮影されておりとても懐かしかった。
非常にセンスの良いビジュアル。冒頭、雨のお葬式、黒い傘がたくさん広がるシーンと、エンディング、たくさんのカラフルな風船が飛び立つシーンのコントラストが素晴らしい。★★★★。
http://boku10.com/

ビッグバンドと演奏!

mixiで知り合った方に誘っていただき、何とビッグバンド東京ガラチョスとともに演奏することに!曲は、ジャコ・パストリアスのThree Views of a Secret。
「お前も、トゥーツ・シールマンスと一緒に演奏できるようになったら一人前だ」
ジャコの父親の言葉だ。後にジャコは名盤Word of Mouthでトゥーツと競演することに。
Word of Mouth
Word of Mouth
Jaco Pastorius
その1曲がこの美しいジャズ・ワルツ。
トゥーツ本人だって近年はビッグバンドとこの曲を演奏していないんだし、クロマティック・ハーモニカ吹きだったら、迷わず「やります」っていうでしょ。
なにせまるっきり見ず知らずのかたの中に入っていくわけで、少し緊張しながら東京は大田区の区民プラザへ。しかし、皆さんとてもフレンドリーな方々ばかりで安心。練習も和気藹々と進んでいく。参加した1曲以外も、ブラスアンサンブルが練り上げられていくプロセスを体験できてとても勉強になった。

こんな↑雰囲気の中、Three Views…ですよ。キモチイイのなんのって。
管楽器の音に取り囲まれる感覚、ってのは、ものすごいです。
プロの奏者だって滅多にないところ、本当に貴重な機会を得られてハッピーでした。
練習後の飲み会も、ウィンドシンセ談義やらなにやらマニアックな話題で盛り上がりました。楽しかった。
●東京ガラチョス
http://www5c.biglobe.ne.jp/~domingo/myweb/TokyoGarachos.htm

Farewell/Karen Mantler

Farewell
Farewell
Karen Mantler
カーラ・ブレイの娘さんだそうです。
UKの暗いポップスが好きな方にはお勧めします。喩えるなら、
アコースティックでやる気のないビョーク?
複雑なコードを勉強した根暗なカーディガンズ?(笑)
ヘタウマ系ヴォーカルも決して嫌いではないし、アレンジもそこそこですが、クロマティック・ハーモニカはかなりキッツイなぁ。
ECMレーベルではありますが、この作品はジャズ>ハーモニカに分類してはイカンですよ、銀座山野楽器のジャズCD売り場の皆様。