東京ガラチョスLIVE!

Guarachos Live
ビッグバンド東京ガラチョスのライブで演奏させていただきました!
赤坂のビーフラットは100名を超えるお客様がガラチョスの演奏を楽しんでいらっしゃいました。
恐れ多くもスペシャルゲストなんてクレジットしていただき、しかもあのジャコ・パストリアスの名曲Three Views of a Secretの演奏…イントロからふわっと包み込まれる音に乗って気持ちよく演奏できました。こんな経験が出来るなんてクロマティック・ハーモニカプレーヤー冥利に尽きます!!!
メンバーの皆様本当にありがとうございました。
打ち上げでもトロンボーンなどのホーン楽器(の種類)と演奏スタイルとの関係、楽器の重さと演奏性などなど、ものすごく興味深い話題満載…いやーほんとに熱い人たちです。
●東京ガラチョス
http://tokyo-guarachos.hp.infoseek.co.jp/

Mellow Tone(No.037506)死亡?

リードを削る
昨年、香港でのアジア太平洋ハーモニカフェスティバルの時から使っていたシリアルNo.037506のMellow Tone。ドイツに行く前に11番のラのピッチが下がったので、リードをヤスリで削ってやって持っていったら大活躍してくれた。全体に甘め&おとなしめの落ち着いた音色(同じモデルでも個体差があってラウドなやつがあったりする)。そして、スライドのフィーリングも抜群。
しかし本日再発。もう限界なんだろう。
こいつとはとても相性が良かった。明日使えないなんて悲しいなぁ。ううう。
どこかがはっきりダメになるってことは、たいてい他のところもジワジワへたり始めてるってことなので、修理せずに新しいのを買うことが多い。今回もそうするつもりですが、こいつは特別に修理出してやろうかな。

“Mellow Tone(No.037506)死亡?” の続きを読む

劇団いっぷく堂「西南・角部屋 空室あり。」@サンモールスタジオ(東京・新宿御苑)

何年ぶりだろう、芝居見るの。
前説で“あまり面白くない”夫婦漫才コンビが登場。彼らは本編にも売れない夫婦漫才コンビ、という設定で引き続き登場する。納得。
風呂トイレ共同のぼろアパートが舞台で、ものすごく登場人物が多い。他にも、
3)おカマ
4)おカマと同居するチンピラ
5)元梨園経営、借金を背負ったバツイチ男
6)結婚当日に相手が逃げてしまい3年引きこもり男
7)見合いが趣味のハイミスOL
8)普通のOL
9)かなりまともな管理人♀
ここに、
10)新入りの若い男の子
11)10)の彼女
12)五股かけて女をたぶらかす6)の弟
13)12)の彼女1
14)12)の彼女2
15)夫婦漫才のファンにして5)の妻
16)アホな感じの不動産会社営業
が加わってストーリーが展開していく(漏れてないよな?)。
5)と6)、3)と8)の、コメディータッチの掛け合いで始まる。このまま笑わせてもらえるのか?!と思いきや…。
登場人物それぞれ抱える問題がストーリーの中でひとつひとつピークを迎え、修羅場の連続。その度にピーンとした空気が張りつめる。見ている側も緊張の連続という予想外に刺激的な展開。そして最終的に全てハッピーエンド。最後にはひと息つけました。
何となく気になっていたのは、自分がストーリーの中心ではない時の役者さんたち。舞台上にいたら気を抜くわけにもいかないし、けれどそういうディテールもきっと芝居のクォリティに影響するんだろうなぁ…大変。などと感心して見てしまった。
しかし、芝居にしろライブにしろ、クリエイティブな何かに接する時間は本当に楽しく有り難いことだ。いい時間を過ごせました。
●劇団いっぷく堂公式サイト
http://www.ippuku-do.com/

WHF2005 表彰式

今日は最終日。ホテルには延泊をお願いした。ほとんどの人は今日チェックアウトで、スーツケースとともにシャトルバスに乗り込んでいる。トロッシンゲンからの帰りのシャトルバスはない。寝坊して会場まで自転車を漕ぐ時間もなく、自転車持ち込み。
カテゴリごとに表彰式が進んでいく。まず出場者全員が舞台上に上がり、下位から順に賞状を受け取っていく。カテゴリー1から順にスタート。Chromatic Jazzはカテゴリー3なので早々に舞台へ。昨日の出来では、まぁ最初に名前が呼ばれなければそれでいいや、ぐらいに思っていた。
が、なかなか呼ばれない。
入賞は堅いと思ってYou must be the winner!とついさっき声を掛けたJoe Powersが自分より先に呼ばれている。
4位がフェイジョアーダRodorigoと山口さんが同点。あれ?
全く予想外にも3位をいただいてしまった。
2位が細田さん。1位がアルベルト(イタリア)。
審査員をつとめられた竹内先生がいらっしゃったので理由を尋ねたところ、「色々課題はありつつも(自分でも想像はつく)、全体的なスタイルが好印象だった」と、何とも嬉しい言葉をいただいた。「上手いけど、嫌い」という残酷な言葉だってあり得るのだ。
ちなみに、Solo Diatonic Blues / Rock / Folk / Countryでは、
Filip JersとNikola Jovanovicの1-2フィニッシュで予想的中。
会場の外に出ると、みな名残惜しそうにお互いの写真を撮っている。
和谷先生が気さくに声を掛けてくださり「香港の時からのびのびとした演奏がいいなぁと思っていたので、自分のことのように嬉しいよ」という言葉で、何となく「それ」が、その重みとともに自分のものだ、という気がしてきた。
そして、世界中からここに集った仲間は、再び世界中に散っていった。
HOHNER+Brompton
帰り道、ホーナーの工場前で。トロッシンゲンでの最後の1枚。
田中光栄師匠になんとお礼を述べてよいやら…どんなに無茶なことを言っても、僕が走りたい方向に自由に走らせてくれて、息切れしたらそうならないためのアドバイス、転んだら転んだときのファーストエイドをしてくれた。なんと素晴らしい指導者だろう。心から感謝、です。

WHF2005 Steve Baker's Late Night Sessions

Steve Baker's Late Night Sessions
長い一日の締めくくりはFIH副会長スティーヴ・ベイカーがホストを務めるセッション。なんと23:00スタート。3日連続開催の最終日だ。
コンペティションにも出場したブルースハーププレーヤーも多数登場。ここでも印象的だったFilip Jersはピッチのあうかあわないか、というロングトーンを使ったプレイ。かなり変態度が高くて好みだ。UKニューウェーブ的と言おうか、ラウンジ・リザーズなんて久しぶりに思い出してしまった。
プロ3人による無伴奏完全フリーセッションでJulian Jacksonも登場。ブルースハープ×2による中近東風サウンドにJulianのクロマティック・ハーモニカが絡む、という壮絶な展開だったが、バスの時刻があって途中で出てしまった。これだけは最後まで見たかったけれど致し方なし。

WHF2005 コンサート World Harmonica Gala

このコンサートで初めてジュリアン・ジャクソンのライブを見ることになる。
地元ドイツのトリオを従えてのセッション的な内容で、酒バラ、セントトーマスなど4~5曲。
サウンドからフレージングから、この人はまるっきりトゥーツだ。もし録音して誰かに聞かせたら、100人中98人ぐらいはトゥーツだと言うだろう。オリジナル感は希薄といえば希薄だが、すごく印象的ではある。
彼のアルバム「I can’t get started」も購入した。後日レビューするつもりだが、このライブの印象とはかなり異なる。音色面がまるっきり違うし、あまりに音色が違うのでフレージングも違うんじゃないかと思えてしまう。
あとは…女性ブルースハーププレーヤーをフィーチャーしたLe Bleuというポーランドのバンドが最後に出演していた。プレイの幅はあまり広くない印象だが彼女のパフォーマーとしての存在感はいい感じだった。
ギタリストのオッサン!なんじゃありゃ?日本のちょっと上手い高校生ハードロックバンドのギタリストの方がよほどマシな演奏をするぞ。ドラマーは結構良かったのになぁ。
ということでバンドサウンドがトホホな感じで、途中から「堪えて」ました。もうちょっと早く出てセッション行けば良かった。

WHF2005 勝手にセッション@ロビー

ガラコンサートの前にロビーに行くと、既にブルースセッションの輪が!1人1コーラスずつソロをとって、他の人はバッキング。Key of G!これは乱入せねば!!
ブルースハープのコンテストに出場のニコラ、ジョー、平松さんほか。フィリップが途中からギター伴奏し出した(これがまた上手い)。みんなバラバラの国籍だけど、ハーモニカがほんとに好きで好きでしょうがない、っていう雰囲気が良いところだよね。
勝手にセッション
3、4まわしぐらい吹いたけど撃沈気味だった。怒濤のブルースハープに押されるとこういう場のクロマティックは難しい。コンテストの時もそうだったがジョーはクロマティックもブルースハープ的にガツンと吹いていた。
いつかこういう場でも他のプレーヤーに認められるような演奏がしてみたいなぁ。修行修行。

WHF2005 コンサート Chamber Concert

Martin-Luther-Kirche
Martin-Luther-Kirche(マルティンルター教会)は、フェスティバル参加者だけでなく地元の音楽ファンも大勢訪れ超満員。
●Ulrich M?ller-Fro?
ドビュッシーとかラベルとの近代音楽の雰囲気を持った曲を演奏。
パンフレットの経歴にあった「彼は1975年に行われた、カセットテーブでのコンテストで1位に輝いた」。何とも時代を感じさせる。
●King’s Harmonica Quintet
1987年に香港で結成されたグループ。コードハーモニカ、バスハーモニカ、クロマティック×3という編成のハーモニカアンサンブル、
僕はハーモニカのみのアンサンブルに対しては、どちらかというと懐疑的だった。何か無理矢理感がぬぐえないのと、同じ楽器ばかりの倍音(音色)
が偏った感じが、心地よい感じがしなかったのだ。
しかしこのアンサンブルは違った。ほとんど無調の現代音楽を、とてもタイトなリズムで演奏している。緊張感と高揚感を持った、ものすごいアンサンブルだった。
やっぱり、世界最高峰は違うよ。
http://home.netvigator.com/~cblau/khq/

●和谷泰扶
緩やかなテンポでピアノのコード4分打ちのイントロから始まるバラード(思いっきりポップス的表現ですが…曲名失念)でスタート。和谷先生は超絶技巧でも知られるけれど、このシンプルなメロディを、ただひたすら丁寧に、美しく吹き上げていく。ステンドグラスから注ぎ込まれる晩秋の日差しと、大会ももうすぐ終わりだなぁというサウダージ感と相まって、涙腺がゆるみそうだった。
他にはクリヤマコト氏アレンジの赤とんぼ(当然ちょっとJazzy)など。
良い音楽はジャンルもへったくれも超越するなぁ。
Chamber Concert

WHF2005 HOHNERハーモニカ博物館

最終日を前にしてイベントも少なくなってきている。ホーナーの博物館もすごい人出だった。
ここはハーモニカとアコーディオンの歴史博物館で、生産のための用具やら、歴代のパッケージやら様々な展示がされている。本当だったら11月~3月は閉館される時期だが、会期中は特別にオープンされている。
少し残念なのは説明書きがすべてドイツ語のみ、ということだ。
日頃、精神的な面で「音楽に救ってもらった」と感じることは多いけれど、これは戦争中に兵士の命を救ったとされるハーモニカ。
ハーモニカ博物館
音楽と戦争。
旧ソ連の各地で内戦が始まった頃にニュース23だかで見た映像。
真っ暗な地下室でボロボロのピアノを弾いている老人。
大きな爆音。
「あれが戦争の音楽だ」とその老人が叫ぶ。
っていうシーンを思い出した。

in Trossingen

コンテストも終わり、ようやく観光気分でトロッシンゲンをぶらぶらする。この日は朝天気が悪く自転車はあきらめたのに午後からはこんな晴天に。
コンテスト会場付近の小さな公園。秋だなぁ。
in Trossingen
トロッシンゲンの街のそこかしこに、なぜか恐竜のモニュメントが。ちょっとバカっぽくて面白かったのでこんなアングルで撮ってみた。
in Trossingen