劇団いっぷく堂「西南・角部屋 空室あり。」@サンモールスタジオ(東京・新宿御苑)

何年ぶりだろう、芝居見るの。
前説で“あまり面白くない”夫婦漫才コンビが登場。彼らは本編にも売れない夫婦漫才コンビ、という設定で引き続き登場する。納得。
風呂トイレ共同のぼろアパートが舞台で、ものすごく登場人物が多い。他にも、
3)おカマ
4)おカマと同居するチンピラ
5)元梨園経営、借金を背負ったバツイチ男
6)結婚当日に相手が逃げてしまい3年引きこもり男
7)見合いが趣味のハイミスOL
8)普通のOL
9)かなりまともな管理人♀
ここに、
10)新入りの若い男の子
11)10)の彼女
12)五股かけて女をたぶらかす6)の弟
13)12)の彼女1
14)12)の彼女2
15)夫婦漫才のファンにして5)の妻
16)アホな感じの不動産会社営業
が加わってストーリーが展開していく(漏れてないよな?)。
5)と6)、3)と8)の、コメディータッチの掛け合いで始まる。このまま笑わせてもらえるのか?!と思いきや…。
登場人物それぞれ抱える問題がストーリーの中でひとつひとつピークを迎え、修羅場の連続。その度にピーンとした空気が張りつめる。見ている側も緊張の連続という予想外に刺激的な展開。そして最終的に全てハッピーエンド。最後にはひと息つけました。
何となく気になっていたのは、自分がストーリーの中心ではない時の役者さんたち。舞台上にいたら気を抜くわけにもいかないし、けれどそういうディテールもきっと芝居のクォリティに影響するんだろうなぁ…大変。などと感心して見てしまった。
しかし、芝居にしろライブにしろ、クリエイティブな何かに接する時間は本当に楽しく有り難いことだ。いい時間を過ごせました。
●劇団いっぷく堂公式サイト
http://www.ippuku-do.com/

投稿者: mellowtone

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