Infanta 657/藤田浩司

作・編曲、パーカッション、キーボード、果てはレコーディングのエンジニアリングまでこなしてしまうラテンドラマー…そんな人がいるんです。それが藤田浩司さん。久しぶりの2ndアルバムがリリースされ、早速入手しました。
Infanta657
Infanta657
藤田浩司
全編ラテンサウンド全開っていうのはもちろんですが、本作では3曲で鍵盤ハーモニカがフィーチャー!鍵盤ハーモニカとは今年に入って出会ったのだそうです。同じフリーリード楽器でも、クロマティック・ハーモニカとはまたちがう、ちょっと太い音色が音数の多いラテンのアンサンブルの中で、ドンぴしゃでハマってます。シンセでリードをとっている曲と比較してみても、表現力や存在感で圧倒しているのがよくわかります。
あとはTr6.ミ・ディオーサのモントゥーノの美しいこと!
季節的にもオススメの一枚。ドライブのカーステでデカい音量で聴いたら最高にキモチイイだろうな~!
●藤田浩司オフィシャルサイト
http://www.kojifujita.com/

5/31発売!佐藤竹善/Big Time~Okra Tour 2005-2006~

Big Time~Okra Tour 2005-2006~(DVD付)
Big Time~Okra Tour 2005-2006~(DVD付)
佐藤竹善
先に西脇辰弥さんが参加した佐藤竹善ライブツアーのCDが発売になります!DVD付き!
西脇さんのライブ音源というと、ちゃんと楽しめるのは徳永英明ライブツアーDVDぐらいだったと思います。古くは谷村有美の作品にもちょこっと映っているものがありますが。
何せ素晴らしいバンドアンサンブルだったし、前半でハーモニカがフィーチャーされた曲も多かったので期待大です。
近年まれに見るクォリティの、ポップスのライブアルバムじゃなかろうか。イイ!!

Timeless/Sergio Mendes

タイムレス
タイムレス
先ほどJ-WAVEでオンエアされていました。スティーヴィーがBerinbauに参加してます。打ち込みのサウンドにスティーヴィーのソウルフルなハーモニカで、ブラジリアン・サウンドからは完全に逸脱していますが、なんだか不思議なテイストで面白そうです。ブラック・アイド・ピーズが参加しているMas Que Nadaもすっごく不思議なフローのラップが面白い。バカ売れしてるそうですよ。
http://www.jvcmusic.co.jp/-/Discography/A020262/VICP-63281.html

Greatest Hits Live/Christopher Cross

Christopher Cross: Greatest Hits Live
Christopher Cross: Greatest Hits Live
Christopher Cross
スペースの関係でほとんどのCDは実家に置いてあるので、帰省したときに古いアルバムを引っ張り出して聴く(&最近はiTunesでエンコードする)のが結構楽しみだったりします。そして、まだハーモニカ歴もたいして長くはないので、昔聴いていたアルバムにハーモニカが入っていてビックリ、なんてことがしょっちゅうです。今日もそんな出来事が。
クリストファー・クロスの1999年リリースのライブアルバム。本編はそれはそれで素晴らしく良いのですが、スタジオ録音によるボーナストラックのWalking In Avalonという曲でビックリ!ゴッッッキゲンなハーモニカが鳴っているではないですか!あわててクレジットを見たら、
Tollack Olmstead – Harmonica
となっている。
誰やねん??????
ググってもそんなアーティストの情報なんざぁどこにもない。
これ、絶対スティーヴィーですぜ、旦那。
どーやって聴いても。
権利関係の問題で名前出せないだけなんじゃないのか?
と、思ってたら違いました。大嘘↑
詳しくはコメント参照ください。(2006.1.5追記)

この曲、翌年リリースのRed Roomというアルバム(日本盤のタイトルはWalking In Avalon、ただし曲順が違う)にも収録されてるそうです。

The Dutch Connection/The Mo Rolland Kwintet

The Dutch Connection - Mo Rolland Kwintet
これも山野楽器銀座店で入手。バイヤーさん頑張ってくれてます!
Mo Rolland(a.sax)のアルバムにJan Verweyというスイス人クロマティック奏者(知りませんでした)がほぼ全編参加でお得感あり。Luigi Ferraraよりもややスキルフルな印象。クロマティックのみのバラードLament(Track6)もありますが、Song for My Father(Track7)がオススメ(関係ないですが、この曲を聴くと懐かしのライヴ・アンダー・ザ・スカイを思い出す)。On Green Dolphin Street(Track10)では正統派Bebopフレーズのソロが聴けます。このアルバムは1990年リリースなので当時どうだったかわかりませんが、現在Jan VerweyはHeringのエンドースメントをしているようです。確かに12穴樹脂ボディっぽい音。
ライブ感がありつつもクリアな音の第一印象。スタジオ一発録りでした。
●Jan Verwey
http://www.janverwey.com/

Another day/Luigi Ferrara Quartet

昨日銀座山野楽器で入手した1枚。Luigi Ferrara、全く知りませんでした。イタリア人のクロマティック吹き結構多いなぁ。
時々“Tootsish”な瞬間があるものの、楽器もそんなに鳴っておらず(特に低音域)、テクニック的にはそこそこってとこでしょうか。突然ものすごいブレスノイズ?鼻息?(まさかサブトーン?)が聞こえてビックリ。
それでも、本人によるオリジナル(12曲中10曲!)の完成度が高いのと、ピアノトリオ(Ramberto Ciammarughi(p)、Gabriele Pesaresi(b)、Massimo Manzi(ds))も含めた全体の雰囲気が良い感じなので、聴いて損はないです。
音&写真で判断して、この人もMellow Tone吹いてるみたい。
Another day
Another day
Luigi Ferrara Quartet
●Luigi Ferrara紹介記事
http://www.ijm.it/l.ferrara.html

SONG FOR YOU/PARIS MATCH

song for you
song for you
paris match
パリス・マッチの2年前のミニアルバム。ずっと気になっていたのですがようやく購入しました。クリス・レアのDriving Home For Christmasがボサノヴァでカバーされてます。
1曲目SILENT NIGHTで佐野聡さんのクロマティック・ハーモニカも聴けてちょっとビックリしました。2曲目のホーンアレンジ(これも佐野さん)もかっこいいです。aosisレーベルつながりですもんね。
おしゃれな紙ジャケでプレゼントにも好適かも。いいなぁ、まったり。

Live at Berliner Jazztage/Jaco Pastorius

1979年11月2日ベルリン(ってことは東ドイツの時代ですね)での録音のジャコのソロパフォーマンス。Focus on Jazzというラジオ番組のCD化だそうです。最後にドイツ語のナレーションが入ります。
Sophisticated Lady(Track8)にトゥーツが参加しています。音は悪いです。ワウフラッターがひどくて全編細かいビブラートみたいになってしまっています。ひとりぼっちのTeen Townがなかなか良い感じがしました。
さ。
ベーシストの方はコピーするネタが増えてしまって大変ですね。
タワレコほかで取り扱いあります。Amazon.co.jpでは本日現在扱いなし。

CASHMERE MUSIC/古内東子

CASHMERE MUSIC
CASHMERE MUSIC
古内東子
先行シングル「コートを買って」を聴いた印象は、アレンジは新境地だし悪い曲ではないんだけど…うーん、、、、とアルバムを買うかどうか迷っていましたが、試聴機で最初の3曲を聴いて決めました。
歌の存在感が前作よりも増してます。けどTrack5などはやっぱり辛そうな部分もあって(それも味、といえば味でもあるのだが)評価の分かれるところかもしれない。aikoなんかが典型だけれど、ポップスのフィールドも歌そのもの存在感が素晴らしいシンガーはいくらでもいるから。
で、なぜ購入したかと言えば、メロディーに開放感があって気持ちが良いことと、大半の曲のバックトラックは森俊之さんの手による、非常にセンスのよいプログラミングとプレイで支えられていること、この2つがとても魅力的だから。全体としていいアルバムだと思う。ドラムでプージー・ベル(Track3)、沼澤尚(Track10…スガシカオ人脈?)、ギターで佐橋佳幸(Track11)参加。
男のオレが言うのもなんですが…いいんですよ、この時期の東子ちゃん、ほんまに(笑)。
マイケル・ブレッカーとデイヴィッド・サンボーンとオマー・ハキム参加のアルバムStrengthにハマって今年でちょうど10年。長い付き合いになりました。この調子!

I Can't Get Started/Julian Jackson

I Can¥'t Get Started
I Can¥’t Get Started
WHF2005でもワークショップに審査員に、ライブにと大忙しだったジュリアン・ジャクソン。このアルバムはWHF2005会場の物販で購入しました。
スティーヴィーの演奏で有名なAlfieとトゥーツの演奏で有名なThree Views Of A Secretが同居してるこのアルバム…なんという節操のなさでしょう(笑)。Aireginはトゥーツもやってますし、When I Fall In Love(独奏)は、確かウィリアム・ギャリソンのアルバムでもレゲエタッチのアレンジで収録されていました。ジャズハーモニカの美味しいトコ取りの選曲です。スタンダード中心ですが本人作曲のEtude No.1も結構かっこいい。
ライブの印象では、弱音、特にビブラートがすごくいい雰囲気でしたが、このアルバムでは、よりハーモニカを“鳴らして”いて、音色も明るい印象です。
ライブとアルバムでの音色の違いについてご本人に質問してみたら、「Resloのマイク(ヴィンテージのリボンマイク?)から少し離れて立って収録した音。けど、ライブでのSM58のシンプルな音が好みだけどね」と教えてくれました。
●Julian Jackson
http://www.julian-jackson.com/