ジャズ・ポップス部門。どんなにすごい演奏が聴けるかと思ったが、どれも判を押したような、フレーズは完コピ、ビブラートもいっしょ、ベンドもいっしょ、アーティキュレーションもいっしょ、という無個性な演奏ばかり。毎年同じ傾向があるにはあるのだが、今年は特に顕著だった。
これでいいのか?
いち観客としては正直つまらなかった。1位は該当者無し、2位2名、3位2名という結果がそれを物語っている。
1位に最も近かったとおぼしき2位の人は、曲がオリジナルでバックトラックも自作だったが、ハーモニカの演奏としてはまだまだ物足りない、という審査員の講評。誰かさんもこのクチ(ただし程度はもっと悪いが)だったんだろうな。
良くも悪くも、コンテストのための演奏がどういうものかがかいま見えた。本当に悔しかったので来年も挑戦するけど、自分の流儀をつらぬいて、個性的でハッピーな演奏が出来ればそれでいいや。