前半のpinocaは前回と同じメンバーでの演奏。1ステージ分にエッセンスがぎゅっと凝縮されていて、構成もテンポも気持ちが良かった。
田中光栄師匠の演奏は、これ以上無いほど音色の幅が広く、特にバラード系の曲でのブレス混じりのトーンの美しさったら、ない。何か、また一段高い所に上った、という印象だった。
後半の真理さんはピアノ弾き語りメインの演奏。まるでエリック・サティが21世紀に女性として生まれ変わって、弾き語りをしているといった風情。いわゆる正統派ではない一癖あるスタイルも、原田郁子とか安藤裕子に通じるものがあり結構好みのサウンドだ。pinocaとのセッションもとても楽しかった。
手売りの7曲入りCDも購入。ミュージシャン自ら釣り銭の調達まで大奮闘!(笑)
急に誘ったのに快く付き合ってくれた同僚もとても満足してくれて、こちらもほっとした。