Roland VP-550インプレッション

RolandのVP-550。2ヶ月ぐらい前に酔っぱらって落札しました(おいおい)
Roland VP-550
いいわ、これ。わかりやすい、ホント。
●押せばその音、その機能
液晶やマルチファンクションのボタンが皆無。中身はフルデジタルながら、操作のフィーリングはアナログ度がとても高く、まさに「VP」です。
●音色も究極のわかりやすさ
ボコーダーのプリセットは「2大サウンド」のみです。言ってしまえば
VOCODER1=Y.M.O.
VOCODER2=ハービー・ハンコック
要はテクノとファンクっちゅーことです。ボコーダーらしい演奏するという目的なら、おおよそこれで事足りてしまうのでは無かろうか。
●デジタルのメリット「生っぽいコーラス」
まさにVP=Vocoder Plusの「Plus」の部分。
プリセットのPOPはポピュラー音楽でじゃんじゃん使える音色。おおざっぱに言って低域の方が男性コーラス、高域が女性コーラスっぽく聞こえるので、単純なピッチシフターとも違うニュアンスです。
Brazillian Wedding Songの一節など弾いて、ひとりTake6ごっこをするのもこの音色でイケます。ベース専用のプリセット音(これは人間の声のサンプリング)も使ってやるとさらにいい感じ。
ライン入力もステレオでOKなので、もしかしたら録音のコーラスパートの差し替えやってもサイボーグみたいで面白いかもしれません…試す予定はありませんが。ClassicalとかGospelなどのプリセットで試すのも面白いかもね。
●マイク入力のゲート
細かいことですが、これは非常にありがたい!やっぱわかってるなー。
小さなノイズをオミットしてくれるので、無音時のノイズがありません。これはMicronなんかとは全く違うところ。
●その他
内蔵リバーブも○。モジュレーション系も欲しかったなぁ。
鍵盤付きでセッティングが早い。これも○。
おまけのアンサンブル音色(ストリングス系)も癖がなく汎用的、良質なサウンドです。
強いて弱点を挙げるなら、アフタータッチが無いこと。
両手でオクターブユニゾンのフレーズを弾いて、最後にビブラートをかけたい、みたいな時。7月にライブやったときのセッティング(DX-7IID+Digitech Talker)ならチャンネルプレッシャーでビブラートかければOKだったけれど、VP-550では今は右手でオクターブを押さえ直して左手でモジュレーションレバーを押す、ということになります。
あと、ビブラートのスピードが変えられないこと。プリセットのスピードはすごく自然で違和感無いのですが、出来れば変えられると良かったな。
Oreda Bandのリハでお披露目をしたところメンバーの評価も上々、バンマスの私田さんからも「レスポンスが良いねぇ!」とのお墨付きをもらいました。
この半年間、ボコーダーに投資(人に言わせれば散在)しましたが、しばらくで落ち着く…かなぁ。ま、KORGのRADIUSもいいなぁとは思っておりますケドも(^_^;)

投稿者: mellowtone

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