納車!ZULLO Tonica “Cat Special”

以前乗っていたNISHIKIのロードバイクには楽しく乗っていましたが、30年も前に父が友人から譲ってもらったもの。フレームサイズが自分には小さい。いつか自分の体にピッタリのロードバイクに乗りたいと思い始めた一昨年、たまたま見かけたZULLOのフレームのペイントに一目惚れ。美しすぎる!これだ!


ちょうど40歳になったその頃。コンセプトは「定年退職までの20年、楽しく通勤できるロードバイク」をZULLOのフレームで作ろう!と思い立ちました。
さっそくコンタクトをとり、一時帰国されるZULLOのスタッフの安田さんに体を採寸してもらい、あわせてコンサルを受けました。20年乗るので、耐久性重視のクロモリフレーム。クラシックな丸チューブのTonicaでお願いしました。これが2008年11月の終わり頃。ほどなくして送ってもらった設計図がこれ。

ジオメトリ

その後、ペイントの図案をやりとり。
ちょうどその頃、具合が悪くなり、他界してしまった猫の「まる」を、本来ならZULLOのエンブレムが収まるヘッドチューブに美しくあしらってもらいました。リクエストを出しながら、ご多忙な安田さんと図案をキャッチボールし、気長に気長に待ちました。
そして決定。

デザイン決定!

ここまでで採寸から1年。

こんな作業を経て、完成したフレームの写真が送られてきたときは本当に感動しました。

フレーム完成

トップチューブは音符です。歌いながら通勤しちゃいたくなる(?)、ポップなフレームになりました。
約2週間後に到着。
フレーム到着

おてんばムスメも興味津々。
そして、こちらも多忙の某マイスターに組み立ててもらうため、待つこと2ヶ月。

完成!

パーツ類はUltegraベース。パーツのトラブルで通勤で乗れなくなると困るので、スモールパーツが入手しやすいシマノで。ブレーキは思い入れのあるヨシガイ、ホイールは安田さんオススメのハブCHRIS KING+リムMavic OPEN PROで手組、その他こまかいパーツはマイスターにお任せ。アウターケーブルや小物、ネジ類などカラフルなチョイスでさらにポップになりました。

さぁ、ガンガン乗るぞ!
この自転車を手にして、職人による全くの手作業で作り出される価値の重みを感じます。それはマスプロダクトには感じない何か。日本独特の宗教観に基づく「八百万の神」ではありませんが、ぞんざいに扱ったら本当にバチが当たりそうな畏怖があります。
とかく軽薄短小が幅をきかせる日常で、この自転車を飾って眺めるのではなく、ガンガン乗って、その価値を身近に置くことで忘れないようにしたい。

投稿者: mellowtone

音楽とハーモニカと猫と自転車を愛するおじさん。 昔のブログ→ http://www.do-mi-so.net Twitter→ http://twitter.com/mellowtone 猫→ http://nyahoi.com

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