出勤前に立ち寄ってゲットした整理番号001の当日券(写真)で、ドイツ映画の「グッバイ、レーニン」を鑑賞。1989年東ドイツ。忠実な社会主義者の母親が意識不明で入院していた8ヶ月の間にベルリンの壁が崩壊、世の中全てが変わってしまう。母親は奇跡的に目覚めるが、医者からは「心臓発作の原因になるから」とショックを与えることは一切禁じられる。何とか母親にまだ社会主義体制の存続を信じ込ませようとする息子の、涙ぐましくも可笑しい努力をつづった作品。
寝室の窓の向こうのビルにコカコーラの垂れ幕がかかってしまったり、ビデオマニアの友人を巻き込んだニュース番組のねつ造などなど、大笑いするシーンも沢山あった。息子が寝ているすきに外出してしまった母親の頭上を、ヘリコプターに吊されたレーニン像が過ぎていくシーンは、笑ったけどちょっと悲しくもあった。
いやー、面白かった。今年のベストはこの作品。
グッバイ、レーニン!