男と女 特別版
この冬は度々“男と女”のDVDをつけっぱなしにして眠る。まるで睡眠薬代わりだ。
ひたすら美しい映画。ロケーションは冬の海岸だったり田園をひた走る車だったり。フィルムもカラーだったり、モノクロだったり。いちばん好きなのはジャン=ルイ・トランティニヤン扮するジャンと息子、アヌーク・エーメ扮するアンヌ(このヒト、ほんまに美しいわぁ)と娘が海岸で歩くシーン。次に、アンヌが娘の手を引いて橋を渡るオープニングのシーン。監督のクロード・ルルーシュがメイキングでばらしているが、全然制作費がなく、ひどくうるさいカメラしか使えなかった。だから遠くから引いて撮影するしかなくて、それがこの映画のスタイルになっているんだそうです。納得。
それぞれ配偶者と死別した30代半ばの親同士が恋に落ちる。特にアンヌの心には色々な葛藤が生じるが、ハッピーエンド。
まじ行きたくなります。冬のフランス。