香港2日目。

今日いきなりコンテスト予選とオープンステージがある。
8:15に会場入りし9:00からの受付までブラブラ。会場の香港文化センターはウォーターフロントの素晴らしい立地だ。この時間も、太極拳をする人あり、散歩する人あり。
予選は57人中14番目の出場。自分以外の日本人出場者やマレーシア、中国などからの参加者も数人いたが、大半は香港からの参加。しかも、大半の参加者はクラシックを演奏する。それ以外の演目は自分も含めたったの3人だった。
聞くところによると、日本初のツアーも課題曲が決まった後にキャンセルがたくさん出たのだそうだ。明らかにクラシック寄りの課題曲が参加者に影響している。
9:45ごろ開始。審査員も和谷さんはじめクラシックの人ばかりだった。
皆、シャツにネクタイ、ピアノの伴奏を伴ってステージに上がり、
無言でソロの課題曲「Village Voice」を約3分間演奏し、
ピアノ伴奏で自由曲のクラシックを2分間吹く。バッハやらなんやら。
粛々と。
ガーン。
みんな大マジだったのね(^ ^;)。
で、俺はどうだったかというと。
ジーンズでステージに上がり、
マイクの前に立つや審査員に「どうか自由曲だけ吹かせてください。結果はどうでもいいから」と発言し、
自作曲だけ吹いて「サンキュー!」と言い放ってステージを後にした。
けど、香港からの他の参加者のにーちゃんとすれ違ったときに「おまえの演奏はムーディーでクールだ」と言われた。
俺みたいに無茶苦茶なコンペティターにこんなこと言ってくれる人がいる。違う国の人にも自分の音楽が受け入れられたのがとても嬉しい。これが最初から求めていたものだ。コンテストだけが目的なら参加しなかったかもね。
いったんホテルに戻り、ちょっとだけ仮眠をしたら、今度はオープンステージ。忙しい。
昨夜ホテルで電話のディポジットとしてHK$300も預けさせられたので文無し状態、CitiBankの場所もわからず現金がないため、昨夜から水も飲んでいない。
ろくに練習もできず臨んだので間違えまくったけれど、聴いてくれているお客さんも多いし、音もいいし、これは楽しい。1曲じゃなくてもっとやればよかった。
RIMG0009.jpg
いったんホテルに戻り、やっとの事で現金を引き出す。もーなんでもいいからホテルに持ち帰って、食って、仮眠したかった。てなことで、最初に食ったメシはマクドナルドだった。全然I’m loving it.じゃないけど。背に腹は。
20:00からの開会式に参加するため、3たび会場へ。エントランスで件の和谷先生から声をかけていただいた。「オープンステージの演奏を聴いたけれど、本当にのびのびした良い演奏だった。コンテストでもあれぐらいやれたら、もっと強い印象を残せたのにね」と意外な、そしてちょっとウレシイ言葉をいただいた。
開会式。大きなパイプオルガンまで備えられた素晴らしいコンサートホールで、各国からの色々な演奏があってとても華やかだった。

投稿者: mellowtone

音楽とハーモニカと猫と自転車を愛するおじさん。 昔のブログ→ http://www.do-mi-so.net Twitter→ http://twitter.com/mellowtone 猫→ http://nyahoi.com

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です