先のレッスンでFのブルースを習得することにしたので、昨日よりKenny Drew TrioのTrippinというアルバムのタイトル曲をコピーし出した。Tootsがゲストで参加しているのだ。昨日1コーラス、今日1コーラスの音を拾う地道な作業。
このアルバム、高校の頃に友人から借りたことがあるのを思い出した。たぶんそれが自分とTootsの初遭遇。Trippinのメロディもはっきり覚えていた。当ジャズブルースの割にコード進行がシンプル(ターンオーバーなし)のこの曲、あらためて聴いてみると、Kennyはビバップ一辺倒のフレーズであまり刺激がない。かたやTootsはコピーが大変なほどややこしいスケールの音使いで、圧倒的にTootsのソロの方が面白い。
当時はジャズピアノにあこがれて聴いていたので、ハーモニカには全く注意していなかった。既に当時スティーヴィーだって聴いていたのに、ハーモニカを演奏しようなんてこれっぽっちも思わなかった。それだけキーボードやシンセサイザーへの興味が大きかった証拠だ。大局的にものを見ないところは何も変わっていないかも(笑)。