グレゴア・マレ on 小曽根真クリスマスコンサート

グレゴアのサイン

超ご無沙汰の名古屋ブルーノート。両親の古希祝いで3年ぐらい前にトゥーツを観て以来か?本日は小曽根真さんのライブ(2nd)でした。なんたって、グレゴア・マレがツアーメンバーですよ。これは聴かねばならないでしょう。実は、グレゴアをはじめてライブで観たのも名古屋ブルーノート…もう5年以上経つのか!

小曽根さんはJ-WAVEのOZ Meets Jazzや、Good Morning Tokyoのピンチヒッターでトークも音楽も聴いていて大好きなのですが、ライブは初めて。パーネル・サトゥルニーノは小曽根さんのプロジェクトNo Name Horsesでも客演しているパーカッショニスト。そしてグレゴア…ピアノ、ハーモニカ、パーカッションという変則トリオなのに、ものすごくダイナミックな演奏に圧倒されっぱなし。特に小曽根さんのアルバムなどからのラテンナンバーが印象的でした。また、3曲目?のグレゴアのオリジナル(タイトル未定…ブラジリアンチューン)。ツアー3日前にグレゴアからPDFファイルが届いた、と小曽根さんがMCで話していましたが、これが非常に良い曲。いつかちゃんとレコーディングされると良いな。印象的なリフを合唱するよう、会場にマイクが向けられましたが、ちょっと難しいんじゃないの、7拍子は(笑)。

どちらかというとパワフル曲が多かったからか、グレゴアはスズキのG-48を演奏してました。1stではウッドも使っていたらしいのですが、2ndでは使っていなかったようです。それにしても、5年前のカサンドラ・ウィルソンの時とは音色の印象がずいぶん変わりました。音のアタックがずっと鋭くなって、パーカッシブな音色が断然生き生きとしている。これは奏法よりもハーモニカの影響が絶対に大きい。精度が高くてムダに空気が逃げないボディと、反応の速いリードが、プレーヤー側の要求に応えきっている、という印象でした。

なんかこう、素晴らしい音に浸って、体が浄化された感じです。

田中光栄バンド in 名古屋

田中光栄バンドでのライブなんて東京でしか見られないと思っていましたが、このたびメ~テレ・八事ハウジングのイベントで実現。なんとも嬉しい限りです。
曇った寒空の中、ライブは「ソニョ」からスタート。MCでも「寒い」と連発されるコンディションでしたが、アルバムからの曲を中心に、聴かせる曲、はじける曲を織り交ぜながらの1時間と少々でした。
1. ソニョ
2. Placid Blue
3. 枯葉
4. Sepia
5. 君はカーニバル
6. 空の音色
7. Tiny Leaves
8. 寝れば朝が来る(アンコール)
「空の音色」を聞きながら、しばらく空を眺めてみたり。鳥のさえずりと演奏がミックスされてとても心地よい響き。青空だったらもっと気持ちよかっただろうにと思っていたら、何とも皮肉なことに、ポツポツと冷たいものが…アンコールの「寝れば朝が来る」ではパラパラ、というぐらい降っていましたが、しかし、ほとんどのお客さんは最後まで手拍子。終演後のCD販売&サイン会も大勢のお客さんが並ばれていました。
イベント&遠征でしたが、東京での光栄バンドと同様、お客さんとのコミュニケーションも含めてアットホームなライブでした(住宅展示場だけに?)。

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田中光栄&ロジャー・スミス(Tower Of Power)が競演

田中光栄&ロジャー・スミス(Tower Of Power)が競演
SPAH(Society for the Preservation and Advancement of the Harmonica)のイベントが現在米国サクラメント(カリフォルニア州)で開催中ですが、そこに田中光栄さんが出演します。
http://www.spah.org/index.php/convention-2009/60-convention-info/94-conv-ent-sched
> Koei Tanaka, highly regarded Japanese harmonica artist and teacher (chromatic and diatonic)
(highly regarded=高く評価される)
ご本人のブログにも「殺す気か(笑)」とありますが、なんと競演の相手がロジャー・スミスとはどういうことでしょうか。すごすぎて一瞬理解できませんでした。
どんな曲をセッションするんでしょう…What is Hip?とかやるのかな?
Youtubeでspahを検索すると結構ヒットするので、今年の映像も期待しましょう。

田中光栄ファーストアルバム「空の音色(Notes From The Air)」

田中光栄「NOTES FROM THE AIR」
いよいよ、ファーストアルバムですよ。
最初にレッスンで光栄さんにお目にかかったのが2003年の正月2001年の年末でしたが、その時からレコーディングの話をされていました。
そして、こんな記事を書いてみたり。
いやー、長かったです(笑)。
けど、待たされただけのことはあります。
初っぱなの、中低域の音色から、やられてしまいました。
1音1音、ほんとに表情が豊かです。
それに加えて、サウンドへのこだわり。
同じ楽器で演奏しているのかと思うほどサウンドのカラーが曲によって変わります。
クロマティック・ハーモニカがフィーチャーされたアルバムが発売される。
それがどんなアーティストの作品であるにせよ、いつもドキドキします。
しかも、それがジャズのスタンダード集やポップスのインストゥルメンタルを収録した、というものではなく、ハーモニカで演奏されるために書き下ろされ、アレンジされ、生楽器により手間暇をかけてレコーディングされている、という事実に愛を感じます。
ハーモニーのセンスや作曲能力が、一般的なプロのハーモニカプレーヤーのレベルをはるかに超えているので、ハーモニカ吹きのかたにも、そうでないかたにも、おすすめです。
もちろん、光栄バンドの皆さん+プロデューサー小畑さん(g)のソロもしっかりフィーチャーされてます。
60分オーバーの大作、丸ごと楽しめます。
●ハーモニカ奏者 田中光栄 >> アルバムが出来上がりましたーーーーーーーーーー♪♪♪
http://www.tanakakoei.com/?p=496

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田中光栄ライブ in 名古屋

田中光栄 in 名古屋
田中光栄さんのライブに行ってきました。サポートは西山瞳さん(pf)
バンド編成とはひと味違った、メロウな田中光栄を堪能するのに最適なピアノとのデュオ。「セピア」「プラシッド・ブルー」「空の音色」などのオリジナルを中心に、酒バラや枯葉をちりばめた構成なので、初めてクロマチックハーモニカに接する人でも入り込みやすかったのではないでしょうか。
新曲「Wishing」は西山さんのヨーロピアンスタイルのピアノにマッチしてすばらしい演奏でした。途中からパット・メセニーのギターが鳴り始めそうな感じの、とても浮遊感のあるコード進行の曲です。アルバムには収録されないとのことで残念です。
さて、ライブ会場に併設されていたのは、鈴木楽器の試奏ブース。Fabulusは16穴1本、12穴のストレート配列&クロス配列各1本。贅沢にも12穴を両方吹き比べさせてもらいましたが、ストレートよりもクロスの方が入力に対する出力がリニアで、心地よい感じ。対してストレートは、機密性の高さからでしょうか、バーンと吹き込むとリミットに達してしまいそうな、逆に言うと繊細な表現に向いた印象がありました。これは悩ましい選択になりそう…。
そして…光栄さんも書いてますが…今年のスズキは面白いぞ!(笑)

ブルースモービル1号(NISHIKI)、逝く(泣)

いつかこの日が来ると思っていました。
朝、通勤途中の信号待ちでダウンチューブを眺めていたところ、右側に変な膨らみが。気になって下からのぞき込んでみると…
ブルースモービル1号のダウンチューブ
半分近く、バックリと裂けているではありませんか!
その日が、この自転車、ブルースモービル1号ことNISHIKIでの最後の自転車通勤になってしまいました。
名古屋市東区のサワイサイクルで生を受けたこのロードバイク。親父が今の僕ぐらいの年齢の時に、同僚から譲り受けた、といって会社から乗ってきました。
何度か乗ったんでしょうか…しかし一度ひどい転倒をしてから乗らなくなったんでしょう。程なく僕のものになりましたが、バス+電車通学だったこともあり、あまり乗る機会がありませんでした。
一番活躍したのは、自宅浪人していた1987年だったでしょうか。千種図書館の自習室を往復するための足として使い、時々気晴らしに愛知青少年公園(今の愛・地球博記念公園)のサイクリングコースを走りに行きました。
そんなある日、若気の至りで歩道の右側を爆走中、右から出てきたクルマにつっこみました。NISHIKIはフロントフォークが破損するも僕はかすり傷のみでした。メットだってかぶっていなかったので奇跡のようです。修理はグリーンロードにあるミズノサイクルだったか…しかし、完璧に修理するのは難しく、フォークは若干後ろにオフセットした状態、ダウンチューブは衝撃のためゆがんだままでした。結局、自宅浪人は半年ほど、再びバス+電車で予備校通いを経て愛知を離れてしまい、NISHIKIはそのまま自宅倉庫に眠ることになります。
時は流れて、2005年に乗れる状態まで復活させ、2006年に再び愛知に戻ってから、自転車通勤でガンガン乗るようになり、今に至ります。
復活後、都合1万キロ近くは乗ったのではないでしょうか。その間全くの無事故で、家と会社を安全に往復してくれました。
Mt.富士ヒルクライムをコイツと一緒に走れて良かったです。あれが花道だったのね…と思ってよく見るとゴール後の写真に、すでに亀裂が入ってました。五合目からの下りは時速50kmを超えることもあったのですが、傷つく老体にむち打って、壊れず安全に麓まで送り届けてくれたのだ…と思うと、涙が出ます。こんなになってもまだ走れてしまう、カワムラサイクルの昔のビルダーさんたちのクラフトマンシップに頭が下がります。
ありがとう!ブルースモービル1号!!

そのうちバラして、キレイに磨いてディスプレイしようかな。

Mt.富士ヒルクライム完走!

雨の日以外、自転車通勤は毎日続けています。しかし、いったいこの脚力はいかほどのものなのか試してみたくなって(?)Mt.富士ヒルクライムに参加しました。
http://www.fujihc.jp/

富士山の麓(富士北麓公園)から五合目まで24kmをひたすら上る、という競技です。ヒルクライムはスピードも遅く、初心者向きの競技でもあります。昨今の自転車ブームもあってエントリーが増加、今年は抽選で5500人が参加。
Mt.富士ヒルクライム
スタート前の会場の様子。壮観です。
天気も良く、コンディション最高です。
初競技ということもあり、緊張のあまりまわりが全員ランス・アームストロングに見える…ことはなく、メタボなおじさんも混じってたりしますが、みなカーボンとかアルミとか、いい自転車に乗ってるんですよね~。めっちゃ速そう。
それにひきかえ、僕の自転車、重いクロモリフレーム、そしてフロントが50t-42tという全く山登りに適さないギア…前日まで知りませんでした(^ ^;)。
いいなぁ、なんて他の選手たちの自転車を眺めるうちに、スタートの時間がやってくる。自己申告タイムによりゼッケンが決められており、6000番台は7:25にスタート!
あれ?結構しんどい??
さんざん走ったつもりが、やっと「一合目」の看板を見たとき、ここで180度反転して帰ろうかと真剣に思いましたが、参加費がもったいないので(笑)そのまま続けることに。
ハンガーノックにはならないよう補給食はちゃんと食べながら走行。しばらく走っていると、先にスタートしたはずの5000番台の選手や時には3000番台の選手が前からこぼれてくる。これはがんばればそこそこ行けるのでは???と必死で踏みました。
そして、完走!
最後にもがいたせいで、ゴール直後に左の太ももがつってしまってしゃがみ込んでしまいました。
結果は、
タイム:1:38:24
総合:2068位(4672人中)
種目別:461位(977人中) ロードレーサー男子40~44歳
「同世代の半分より上」という目標は達成しました!
諸条件を考えると十分善戦ではないでしょうか…自分でいうのも何ですが(笑)。

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When I See You/Bill Ramsey with Toots Thielemans

When I See You
When I See You
Bill Ramsey with Toots Thielemans
どうもご無沙汰しております。
最近、何をしているかというと、楽器の練習は全くせず、もっぱらネットショッパーと化しております(^ ^;)。円高なのでeBayで自転車グッズやCDを安く落札してはニヤニヤと…。
そのeBayで出品されていて知ったこの作品。1980年、トゥーツも脂がのりまくってます。ビル・ラムゼイのボーカルも渋い。
聴き所はなんたって、Isn’t She Lovelyでしょう!ハーモニカ吹きなら、おぉっ!てなもんです。個人的にはビル・エヴァンスのソロで大好きなHere’s That Rainy Dayが収録されていたのがうれしかったです。
探してみたらアマゾンのマーケットプレイスで取り扱いがありました。古いわりに入手しやすそうな1枚です。

グレゴア・マレ来日中!

パット・メセニー・グループはじめ、有名ミュージシャンのツアーメンバーとして来日していたグレゴア・マレ。
彼が主要メンバーをつとめるトリオ「ガイア」で来日中です。
今、世界で最も注目されている若手ハーモニカプレーヤーが日本で見られる、というのはホントに貴重です。
●コットンクラブの告知
http://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/schedule/detail.php?id=361
そして、このお2人も注目されてます。
●田中光栄さんブログ
http://www.tanakakoei.com/?p=426
●西脇辰弥さんブログ
http://plaza.rakuten.co.jp/nishiwaki/diary/200903130000/
特に本日、コットンクラブにはものすごいハーモニカプレーヤーが3人も居合わせる、ということになり、ここの空気を吸えばハーモニカが上達すること間違いありません(笑)!
俺も吸いたいその空気!
特にクロマティック・ハーモニカ好きの方は駆けつけましょう!
●GAIA(MySpace)
http://www.myspace.com/gaiamusic

Voice Box(Electro-Harmonix)

当ブログが寝ている間に(?)、こんな素晴らしい製品が発売されていました。
●Voice Box (エレクトロハーモニクス)
http://www.electroharmonix.co.jp/eh/voicebox.htm

鍵盤なしのボコーダー専用ハードウェアは、DigitechのTalker、AlesisのMeta Box以来か?とても新鮮です。
かっこいいプロモーションビデオはこちら。

Jack Conteさんのパフォーマンスも素晴らしいです。Micro KORGのシンセ音をキャリアとして使っています。
ボコーダーとしての音質は、このビデオを見る限り若干言葉の明瞭度が低いものの、まずまず、といったところ。キャリアの音色や歌い方によってかなり変わります。ザラッとした音色が好みの方にはウケが良いのではないでしょうか。
ハーモナイザーの音質は、デジタルで合成しました然としたうねりがキツイ。DigitechのVocalistシリーズに分があるような気がします。どちらかというとボコーダーメイン、ハーモナイザーはおまけ、という印象を持ちました。
リバーブ内蔵なのは◎。Talkerを使っていて、リバーブぐらい内蔵しててくれたらなぁ、と思うことがありました。
中古でも高価なTalkerよりっも、各種パラーメーターもいじれるVoice Boxで遊び倒した方が楽しいかもしれませんね。