宇宙戦艦ヤマト on DVD(35作品目)

宇宙戦艦ヤマト【劇場版】
宇宙戦艦ヤマト【劇場版】
テレビシリーズはあまりにも子どもに受けず、1年予定が半年で打ち切られたという経緯があります。裏を返せばそれだけ大人にも受ける可能性のある作品だった、ということでしょう。初の長編アニメ映画として劇場公開され大ヒット。
地球滅亡までの1年で放射能除去装置をイスカンダル星から持って帰る、往復29万6千光年の旅。幾多の困難な闘いを勝ち抜き、最後の最後、絶体絶命のピンチになりながらも形成逆転、ガミラス星を完膚無きまでにたたきのめしたヤマト。
しかし廃墟になったガミラス星を見ながら古代進は無益な戦いだったことを悟る…。
今になって思えば、30年前に映画で、しかもアニメで戦争と平和についてブチあげたのは偉業だったかもしれない。「ありがちなストーリー展開」としてを笑い飛ばせるほど、今が平和な世の中なら良かったが。小学生の頃は無邪気に、ただ登場するメカが好きで熱中していたけれど、30年後にこの映画を見ながら現実を思うといろいろなことを考えてしまう。
表現やら質感の点では最近のアニメとは隔世の感がありますね。しかもテレビシリーズを16:9のスクリーン用に再編集しているので、大写しになった惑星の上下が切れていたりしてるのもご愛敬。
ラスト近く。「地球が見えるぞ!帰ってきたんだ俺たち!」と大騒ぎになっている若者たち。
かたや、病魔に冒された沖田艦長は、家族の写真を手に、
「地球か。何もかも、みななつかしい」
と、ひとり艦長室で息絶えるシーンは、やっぱりウルッと来ました。
あと、ミュージックバトンでも書いたけれど、宮川泰 大先生の音楽の素晴らしさを再認識。★★★★。
来週あたり「さらば…」借りちゃいそう(笑)。

靴に恋して on DVD(34作品目)

靴に恋して
靴に恋して
たった今見終わりました。
長!
複数のストーリーが同時進行していくところはラブ・アクチャリーにちょいと似ていますが、いったいそれがどういう風にシンクロしてくるのかと思って待っていましたが待ちくたびれました。
タイトルやパッケージやトレイラがズルすぎる。そんなロマンティックな映画ではありません。悪い映画じゃないけど、だまされた感で減点の★★☆。
ミニシアター系好きなんですけどこれはちょっとね。
●靴に恋して
http://www.elephant-picture.jp/kutsunikoishite/