秋ハーモニカ三昧@山野楽器にちょこっと出演

先日お伝えした通り、山野楽器銀座本店にて「2005 秋ハーモニカ三昧」というイヴェントが開催された。
購入者を対象としたクロマティック・ハーモニカセミナー(田中光栄さんが講師)という情報を前日にキャッチ。僕も少しだけお手伝いすることになったので13:00少し前に銀座へ。
ふたを開けてみたら購入特典でも何でもなく、誰でも参加OKの無料の講習会だった。しかも13:00~17:00の4時間も!テキストまで付いて!!オイシすぎる!!!
前半がクロマティック・ハーモニカの構造に始まり、5番ド・レなどの基本的な練習。初心者が悩んでしまう、隣の穴の音まで一緒に出てしまう、低音部が出しづらい、といった症状を改善していくポイントを光栄さんが解説しつつ、参加者が実際にハーモニカで音を出しながら進んでいく。
最後は、モリダイラ楽器の平井さん渾身の(?)アレンジ、Key of Cの「野ばら」を上下2パートで合奏するところまで。皆さん結構お上手だ。
後半はいよいよクロマティックらしい内容。ベンド、ビブラートなど、表現に直結するテクニックの解説や、アメイジング・グレースをC、F、Gの各キーで演奏など。
最後にデモンストレーション演奏。
まずは光栄さんによる枯葉。
次に、アドリブが出来るとこんな風にセッションが出来るよ、Isn’t She LovelyとOnly Trust Your Heartの2曲に僕も参加させていただいた。
at Yamano Music.
光栄さんのOver The Rainbow(本当に説得力のあるいい音)を最後に4時間のセミナーは終了した。参加された方々にはとても有意義ではなかっただろうか。何人か、光栄さんに個人レッスンについて相談されていた。
物販ブースではシルバーコンチェルトも展示されていた。
純銀製12穴、定価70万円のハーモニカ。プロのクラシック奏者中心にユーザーは多い。
試奏した光栄さん、「以前も思ったけれどこれは好きじゃないなぁ~」との感想。
僕は間近で聴くのは初めて。何というか、とても倍音がキレイに揃っている。独奏とか小編成の室内楽とかに向きそうな、非常にまろやかなで美しい音、というのが第一印象。
しかし、ポピュラー音楽にはそれが良いとは限らない。PAシステムを経由したり、ミックスする際に他の楽器(の倍音)に負けてしまうだろう。価格に関係なく、ポピュラー音楽で“使える音”というのは相応の理由がある、ってことではないだろうか。

投稿者: mellowtone

音楽とハーモニカと猫と自転車を愛するおじさん。 昔のブログ→ http://www.do-mi-so.net Twitter→ http://twitter.com/mellowtone 猫→ http://nyahoi.com

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です