年に一度の国内最大のハーモニカコンテスト、今年も見に行った。どんな出場者がいるのかやっぱり気になる。
第25回という区切りの大会だったものの、1位該当者なしが5部門中3部門、総合グランプリも該当者なし、という全体的には低調な大会だった。そんな中でジャズ&ポップス部門の1位はエル・クンバンチェロを演奏した田堀国浩さん。毎年恒例、関西勢が強かった。
ちょうど複音&クロマティックの稲川君とか、アンサンブルの厚木チェリーズとか、逸材をグランプリで輩出してしまった後の端境期なのかもしれないが、大会自体が良くない方向に向かっている印象を受けた。アマチュアプレーヤーがもっと頑張れ!というのも当然あるだろうが、それだけが低調の原因ではない気がする。ジャズ&ポップス部門などはブルースハープ部門と合同開催すべきではないだろうか。その方がポップ・ミュージック目当てのオーディエンスも楽しいだろうし、クロマティックプレーヤーも刺激を受けられると思うのだが。
今年も独占、でしたね。エル・クンバンチェロの伴奏音源制作責任者としては大変うれしいのですが、mellowtoneさんのご意見はよくわかります。私自身は、楽譜になっているもの、それも他人がアレンジをした曲をお手本の通りに演奏する、という姿勢はクラシック音楽のそれとあまり変わらないと思ってます。(いや、クラシックの本当に才能のある人は「即興」も凄いんですけどね。もちろんジャズやポップスのイディオムじゃないけど。)曲のジャンルがポップス、ジャズということであって、ミュージシャンとしての姿勢がポップス、ジャズかどうか、ということを問われているわけではないのですよね?FIHのことあまり知らないので軽々しく言うのははばかられますが。
ちなみに私はエントリーしたことがありません。(鍵盤を含めた)ミュージシャンとしてはプロなのですが、冷静に考えてみて、1曲を何ヶ月も何年も練習している人には絶対負けるでしょうね^^;。
ハーモニカ人口の裾野を広げる意味では「手の届き易いコンテスト」が、
あってもいいのかなと。でもプレイヤーとしての資質、総合的な音楽的資質が問われるようなものもそのうち必要とされると思います。
ドイツ行かれるんですね、すごい!10holesの足立さんも行くって言ってましたなー。うらやましい!ぜひ良い話お聞かせ下さいね。
あ、ごめんなさい、ドイツの話、考え中だったのね。^^;;
おー、楽ろまさん!こちらにコメントありがとうございます。そっかぁ、楽ろまさんってあの伴奏制作されたんですよね。すごい。
徳永先生が講評で仰っていましたが、クロマティックハーモニカの裾野を広げる、という意味では書き譜も全然アリでしょう。そもそも、即興だからジャズだ、とか、書き譜だからジャズじゃない、とかいうことも僕も全く興味がありません。人それぞれ好きなように楽しむのが自然ですよね。
ただ、同じフレーズを吹くならなおのこと、個性丸出しに歌っても良いのでは、とは思いました。その点、ブルースハープの方は毎年個性がはじけまくっちゃってますよ~!
ドイツ…意気込みと財政が反比例です(笑)
あ、こちらへの書き込みは初めてでしたね、毎度ぶしつけなカキコで申し訳ない~。
ブルースハープ決勝はバンドで演奏するんでしたっけ、たしか?カラオケと生身の人間が奏でるのとでは燃焼具合が全然違いますものねー。
10holesのバッキングはやっていてもめちゃめちゃ楽しいもん^_^
「今繊細モードやな」とか「ヤケクソやん^^;」など直に伝わってくる
のがたまりません。クロマチックの人はその辺ちょっと真面目すぎるか
も。個性ばかりは教えてもらうもんじゃないし、月並みですけど、色んなプレーヤーの音を聴いて、自分の中で消化して、プラス人生の悲喜こもごも^^;というフィルターを通して初めて自分の音になる、のだな多分。
mellowtoneさんのお師匠さまの関西ライヴなどありましたら、また教えて下さいね、見てみたいです、ぜひ。
ブルースハープ決勝は生バンドがバックの人が多いですね。本当の自分(の音)探しの旅は果てしないですね、な~んて。
光栄師匠、昨年はpinocaというユニットでの大阪公演ががあったのですが、今年はどうなんでしょうか。決まったらご案内しますね。