クローサー@チネチッタ(25作品目)

ロンドンが舞台のオトナな恋愛映画。
冒頭のジュード・ロウ(新聞の死亡欄記者)とナタリー・ポートマン(NYから来たストリッパー役)、ジュリア・ロバーツ(ポートレイトのカメラマン)とクライブ・オーウェン(イヤらし~い性癖の医師)の出会いのシーンはホッとするものの、その後は惚れた腫れた喧嘩したくっついた、みたいな単純な展開はせず、セクシャルな要素(といってもセックスのシーンは皆無)を織り交ぜつつ、しかし淡々と進んでいくストーリー。4つのキャラクターが、性癖だの性格だの人間の持つアンバランスな部分を露出しつつ、全体にヒリヒリした仕上がり。
ちょっとビックリしたのは、登場人物が極端に少ないこと。この4人以外は全員端役なので「これって誰だっけ?」が全くない。エンドロールにも全部で10人ほどしかクレジットされていなかった。
金曜日かつ公開1週目なのでレイトショーにしてはお客さん多め。見終わった男性二人(いずれも彼女連れ)がロビーで「寝ちゃったゼ」と話していた。あー。確かに。男女で評価が分かれるかもね。★★★★。
●クローサー
http://www.sonypictures.jp/movies/closer/

投稿者: mellowtone

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