当サイトをご覧いただいている方なら、グレゴア・マレの存在は当然気にななるでしょう。
昨年カサンドラ・ウィルソンの公演@名古屋ブルーノートで観たときは細かい三つ編みを束ねたようなヘアスタイルだった気がするが、公式サイトのbiographyにある写真の通りの爆発ヘアにダボッとした白シャツ、といういでたち。
ハーモニカは12穴(Chromonica 270系)を2本ほど。
多芸を要求されるパット・メセニー・グループにあって、最も凄い状態のときは、ハーモニカホルダにクロマティックを挟み、肩からはギターをさげ、手にはマリンバのマレット、というひとりチンドン屋状態だった。唄も歌っていた。
楽器の持ち替えが多いからか、マイクはSM58とかFireBallではなく、もっと小型のもの(ハーモニカに貼り付いていた?)。こんなのか?こんなのか?不明。けれどお世辞にも音は良いとはいえない。パットのギターはじめ他全ての楽器の音はハイファイの極みなのに、ひとりグレゴアのハーモニカだけが安いFMラジオみたいな音だった。あれはちょっとな。
時々小型のミキサーみたいなものを手元でいじっていたようだけどそれもよくわからなかった。
The Way Upはアルバムにも参加しているので、アルバム通りのイメージのプレイ。元々PMGの曲ではシンセハーモニカっぽい音が多く聴かれるが、メロディーの補強という役割での演奏が多かった。
一番面白かったのは、名曲ついておいで(Are You Going With Me?)。いつもならライルが左手でコードバッキングをしつつ、ひとりでアフタータッチ?orエクスプレッションペダル?にピッチをアサインして演奏する、あの味のある“なんちゃってハーモニカ”だが、今回はリアル(グレゴア)VSフェイク(ライル)の4小節ごとの掛け合いガチンコ1本勝負。面白かった。2日目のラストのソング・フォー・ビルバオでのファンキーなソロも良かったです。
(開演前のステージ)
パット・メセニー・ライブ
パット・メセニーのライブ行って来ました。もちろん、お目当ては、グレゴワール・マレ。
マレ目当てで行った人ってどのくらいいるのだろう?最新アルバムを聴いて行くのやめようと
思ってたんですが、行って良かったです。当日券は、S席しか余ってませんでした。それも