アン・サリー Brand-New Orleans Tour 2005@SHIBUYA AX

初めてアン・サリーという歌手の存在を知ったのは、J-WAVEのTOKIO HOT 100だった。He Loves Youにすっかりまいってしまった。何度もチケットを取り損ねて悔しい思いをしていたのですが、mixiつながりで1枚譲り受けることが出来ました!
いよいよ恋いこがれた、あの透明感のある声と初対面だ。
前半はショーロクラブの笹子重治さんとのデュオ。ジョニ・ミッチェルのカバーAll I Wantからスタート。
決してパワーのあるヴォーカルではないけれど、これほど繊細な生歌が聴けるなんて。なんか子音がとても美しくてひたすら聴き惚れてしまった。今年ご出産された彼女。子守歌として歌う機会が増えたというビートルズのナンバーからYesterdayなども交えつつ、アルバムDay Dream、Moon Danceあたりの収録曲を中心に1時間弱。
笹子さんはのギターは、昨年畠山美由紀さんとの競演で観る機会があった。その時にはよく解らなかったけれど、歌の呼吸をとても大切にしたバッキングで、これは歌い手も気持ちがいいだろうなぁ。
休憩なしの後半はツアータイトル通り、アルバムBrand-New Orleansをフィーチャーした内容。
ブラン・ニュー・オリンズ
ブラン・ニュー・オリンズ
アン・サリー
リンカーン・センター・ジャズ・オーケストラのメンバーも含むバックのメンバーはドラムス、ピアノ、ベース、トランペット、トロンボーン。最初2曲はイントロダクションとしてバンドだけの演奏だったが、これがものすごい迫力のサウンド!アンさんはいないけれどお客さんたちもしっかり盛り上がり、しかもソロが終わるたびにちゃんと拍手。エライ!やっぱGood Musicは無条件に人を感動させる力がある!!
3曲目からアンさんのヴォーカルも交えて、Sweet Georgia Brownなどアルバムからの曲を中心に1時間ちょっと。アンコールは1曲で、曲名は解らなかったけれどお葬式の時に演奏される曲だそうで、途中からテンポアップして、各プレーヤーのソロがフィーチャーされた。今まで、南部の泥臭いスタイルのジャズは苦手だったけれど、そんな先入観も完全に払拭されました。
先のハリケーンでは来日のミュージシャンたちも例外なく被災されているそうです。ニューオーリンズにゆかりのある日本人ミュージシャンたちとともにアンさんが収録した2曲が近日iTunes Music Storeで発売されます。収益がチャリティに回るそうで、要チェックです。
それにしてもいいライブだった。
満足満足(^_^)。

投稿者: mellowtone

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