岡本太郎美術館

ご多分に漏れず、僕も幼少の頃に見たテレビCFの影響で、岡本太郎「芸術は爆発だ!」VS坂田明「チョウチョ~!」みたいな認識をずっと引きずったままだった(どっちも古いなぁ)。
それが昨年「自分の中に毒を持て」という氏の著書を読んだのがきっかけで一変した。あの過激なアジテーションを書いたのは氏が70を過ぎてからなのだ。すごい!
自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間”を捨てられるか
自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間”を捨てられるか
岡本 太郎
漫画家の息子として生を受けたとはいえ、先生につかず、自らのみ向き合い、全身全霊を傾けてアートとして発露していった岡本太郎。
圧倒的な作品たち…しかも時にそれらはとても愛らしくて、ユーモアもあって…を前にして、また、壁一面の巨大なカンバスと対峙する創作中の氏の姿のVTRを見て、たったひとりの人間の創造力の偉大さに思い及ぶと涙が出そうだった。
何かのスタイルをマネをして生まれる芸術は創造ではない、というポリシーから氏は弟子を生涯とらなかったそうだ。僕はたかだかアマチュア演奏者だけど、誰かのマネでない、uniqueな存在に少しでも近づきたいと思った。
…とかっこいいことを書いておいていきなり下種な話ですが、カフェテリア太郎のたまごふわふわオムハヤシライスがめちゃくちゃ美味かったです(笑)。周辺はちょうど紅葉もはじまっててキレイでした。
●岡本太郎美術館
http://www.taromuseum.jp/

投稿者: mellowtone

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