HOHNER Meisterklasse(マイスタークラス)

最近「西脇辰弥」をキーワードに検索して、このブログをご覧になってくださる方も多くなってきました。ありがとうございます。
西脇さんが使用しているクロマティック・ハーモニカはHOHNERのMeisterklasse(マイスタークラス)。
以前は国内でも販売(確か定価68,000円)されていましたが、「有害物質が含まれている」だったか、物騒な理由で販売が停止されたそうです。僕がハーモニカを始めた頃にはすでに売ってませんでした。
しかし、オークションで中古を探さなくても、現在でも米国ほかでは普通に販売されているため、新品が入手可能です。
例えばこんなサイト。
●Coast to Coast Music
http://www.coast2coastmusic.com
ハーモニカを始めた当時にこのサイトを見つけて、すぐに299ドルで入手しました。円安が続いたり米国内でHOHNER製品が値上げされたりで、最近は全く利用しませんが、それまではこのサイトで結構買っていました。
ユーザーによる製品レビューが熱い!みんな語りまくってます!

で、話は戻って、Meisterklasse、ですよ。
何から何まで独特なハーモニカです。
まずボディが金属(ダイキャスト)なのでずしりと重い。超合金世代にはたまらない重量感(笑)。西脇さんのチタン素材のオリジナルらしいのでかなり軽いのではないかと思います。
同じHOHNERの、270系とも280系とも異なるマウスピース形状、これもまた独特なので慣れが必要かも。スライドの軽さは特筆もので、軽くて、実にスムーズ。
肝心のサウンド。
そりゃボディが木でも樹脂でもないんだから独特でしょう。
自分で吹いた最初の印象は、人間の声でたとえるなら「鼻をつまんで喋っている声」みたいな音、でした。正直あまりいい音だとは思えなかった。
しかし、この独特な音色が幸いしてか、マイクで拾ってエフェクトを通すと、どんな音数の多いオケに混ざっても際だつ存在感があります。多分270系だとオケに負けちゃうし、280系は負けないけどもっとブライトなニュアンスになる。西脇さんがMeisterklasseを好んで使用している理由も、そんなところにあるのではないかと想像してます。
いくら西脇さんのファンとはいえ時々しか吹きません。
恐れ多くて?
いやいや。「吹けない」の方が正しいかな。
慣れてないといい音を出すのがとても難しいハーモニカです。
HOHNER Meisterklasse


2006.5.20追記
…なーんて記事を書いた途端「日本でもマイスター・クラスの発売が再開した」とHarmonica Review誌No.48(FIHジャパン事務局発行)に掲載されていました。アルミニウムボディのコーティングが強化され、耐久性が向上したそうです。¥58,000。

投稿者: mellowtone

音楽とハーモニカと猫と自転車を愛するおじさん。 昔のブログ→ http://www.do-mi-so.net Twitter→ http://twitter.com/mellowtone 猫→ http://nyahoi.com

「HOHNER Meisterklasse(マイスタークラス)」への4件のフィードバック

  1. 私はクロマティック・ハーモニカは吹かないけど、なんとなくこの楽器の良さや面白さが伝わってきます。
    最近始めたブルース・ハープは、私のは「トンボ」の「メジャーボーイ」。使う人間が悪いのか、今ひとつ音が悪いです(苦笑)

  2. お、やすっちさんブルースハープ始めたんですね。キーボード&ハーモニカ仲間じゃないですか!(^_^)
    ハーモニカはこんなに小さくても立派なアコースティック楽器なので、小さい≠簡単、です。いい音を出すためには相応のトレーニングが必要で、腹式呼吸が出来ないといい音出せないんですよ。変なクセがつくと後々修正に時間がかかるので、最初だけでも先生に習うことをお勧めしま~す。

  3. 先日、谷口楽器に行ったら、確か48000円ぐらいで売ってた。記憶違いかな?ケースが高級になってました。

  4. 早くも店頭にあるんですね~。
    以前のは12穴のプラスチックケースに無理矢理入ってましたが、さすがに14,000円のハーモニカ(Chromonica 270)と同じってわけにはいかないんでしょうね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です