オスカーの下馬評も高いこの作品、早速初日に観てきた。
試写会を観たJ-WAVEのナビゲーターが口を揃えて「クリソツ!」と言っていたが、全くその通り。まったくレイ・チャールズそのもの。ジェイミー・フォックスという役者が演じているようには全く見えない。長時間の作品だが、テンポが非常に良い。Rayのお母さんがこれまた立派な人。この母あってこそ、世の中Rayの音楽が満たしてくれたと思うと感謝感激。全く退屈しなかった。基本的にヒューマンストーリーなので、音楽好きでも、そこそこので人も十分楽しめます。★★★★☆。
時代の変遷とともにレコーディング技術やイクイップメントが変化していくのも興味深かった。
それにしても、シネコン事情が東京界隈と全く違う。
いつものTOHOシネマズにせよチネチッタにせよ、先週のとしまえんにせよ、レイトショーなんて人気作の初日でもガラガラだ。しかしMOVIX三好では先週公開のオーシャンズ12人気も手伝って1時間前から駐車場争奪戦、チケット売り場も大混雑。Rayも満員の観客の中での鑑賞だった。
元々こっちの方はクルマ文化なので、昔の「電車で繁華街に出かけて昼間に観るもの」から「車でシネコンに出かけて夜に観るもの」というスタイルに変わってしまったらしい。
(5/19追記)DVDもうすぐです。買います。
Ray / レイ